【wrwrd！】２度目の人生を我々と。 (ページ29)

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二十九戦目ページ29

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「さぁ、全てを話してもらうおうか、ファイ…いや、Aだったかな？？」

我々国に着き、食堂へと連れられると幹部一同揃っていた。グルッペン様と真逆のお誕生日席に座らせてもらい、顔を上げると皆の視線が刺さる。

数時間前とは全く違う、冷たく疑いの視線が心に直接刺さる。
当然か…少し悲しいが当然の報いだ。

『全てお話します、その前に１つ。どういう経路で私の本当の名を？』
「君のペンダントを見させてもらった、壊してしまったのは本当にすまない。だが、壊れたペンダントに１通の手紙があったのだ」

勝手に見てごめんと、謝りながらひとらん様に例の手紙を渡された。
ペンダントに？？不思議に思いながら中身を読む。

守れなくてごめんね。
もっとあなたの成長を隣で見ていたかった。
愛してる。

と、母親からの最初で最後の手紙だったのだ。

両親が上層部の人間に殺される数日ほど前にこのペンダントが渡された意味がわかった。

読んでいる最中、両親との想い出が頭の中に流れ込んできて涙が止まらなかった。

『ありがとう、ござい…っ、ます！ゾム、様…見つけてくださって、本当に！ありがと、ございますっ！』

泣いているせいで上手く喋れない。
けど、軍人になってからこれ程生きていて良かったと思ったことは無い。

〇△□

「落ち着いた？」
『はい、ｸﾞｽｯ。すみま、せ…』
「全然ええんやで」

隣の席のロボロ様が泣いている間優しく背中を撫でて下さっていたので、大分落ち着いてきた。

「落ち着いたか」
『お恥ずかしい所をお見せして申し訳ございません』

涙を拭きながらグルッペン様に謝罪をすると、彼は口元を歪ませて私に問う。

「さぁ、全てを話してもらおう」

「お前の全てを、お前の正体を！！」

まるで謎解きを楽しむ子供の様なグルッペン様を見て私は口元が上がるのが抑えきれなかった。

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あうあうあ～～、
更新遅くてすみません～許してクレメンス。。

すみませんでした！！！！○|￣|＿