【wrwrd！】２度目の人生を我々と。 (ページ21)

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二十一戦目ページ21

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「こんなもんかな！」
『ありがとうございます』
「多少痛みも引くはずやで、けど俺からしたらあんまり無茶してほしないんやけどなぁ」

屈伸して痛みを確かめる彼の頭を撫でて忠告する。
目をまん丸とさせてキョトンとした後、ふにゃっと笑って何故かお礼を言われた。

「なんでお礼なん？」
『心配してくださったので』
「あー、なんかほっとかれへんねんなファイ。少し天然入っとるし」
『そんなこと、初めて言われました』

コテンと頭に？を浮かべながら首を傾げる彼に心臓がキュウと音をたてる。
まてまてまて、シャオロン。
いくら不人気やからって男好きになってそっち路線で人気とろうなんて考えたらアカンで。

『シャオロン様？』
「そのさ、様付けやめてや」
『ですが、私は我々国に身を置かせて頂いてる身ですので…』

彼の事をもっと知りたい。
別に恋愛とかじゃなくて、1人の友達として。
ファイという1人の男に興味を持ったのだ。

そのため、彼のどこが他人行儀の呼び方が気に食わなかったのだ。

「ええの！俺が個人的にファイにお願いしたいねんけど？」
『シャオロン様、その上目遣いかわいいのわかっててやってませんか』
「えー、そんなことないで～。できれば敬語もとってほしいねん」

ウインクをして彼にそう言えば少し唸って小さい声で敬語は勘弁してくれと答える彼。

「よっしゃ！じゃあ、はい！ゆーてみて！」
『え？』
「呼んでみて！シャオロンって！」

ジッと彼を見つめて催促すると険しい顔をしている。
見てて飽きんなこいつ。

『しゃ、シャオ、ロン…』
「はい、よく出来ましたー！！」

やった！ちょっと無理やりやけど呼んでくれた！
嬉しくて思わず彼の頭をワシャワシャと撫でた。

『ちょ、シャオロンs…シャオロン！』
「んー、なんやー？」
『ぷ、お顔ゆるゆるですよ』

だって、お前に皆より1歩近く近づけた気がしたから。

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なんかシャオちゃんオチみたいになってるけど…
違いますよ！！！

ただ、誰オチか決めてないだけなんだからねッ！

だれかお題とかでも誰と絡ませてほしいとかでもいいのでリクエストください┏○┓
お願いします～(；；)(；；)