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「碧ぉぉお〜〜 おんぶしてェ〜〜」
「おもいぃぃーーー......なんで飲んでないのに、そのテンションなの...」
ずっしりと背中に体重をかけられ、碧はずるずると悟を引きずりながら歩く。
「あの二人は随分と仲が良いんだな。」
「しゃけしゃけ」
不思議そうに二人を見守る真希と棘に、パンダが、あ〜あれは...と説明し出した。
「俺も悟も碧とは1週間前に会ったばっかなんだが、悟がやけに碧に突っかかってなー。セクハラもんだろあれ。
でも確かに碧は話しやすくて良い奴だとは思うぞ、
ノリも良いし。
ちなみに俺は学長に作られた身で、ずっと高専にいるから、悟とはだいぶ付き合い長いな。」
「ふーん、なるほどな」
「明太子」
「ちょっとっ.....誰か....! 私を助けろよ!!」
必死に助けを求める彼女に手を差し伸べる人間は残念ながらいなかった。
「アハハ〜、残念だね〜碧ぉぉ〜〜、
みんな僕の味方なのさっ!」
「なんでぇええーーー!」
何はともあれ、ここにいる全員がこれから始まる新たな生活に胸を踊らしていたのは確かであった。
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IsANe(プロフ) - とあるモチさん» コメントありがとうございます! ご期待に添えるよう頑張ります!! (2020年5月12日 1時) (レス) id: 8fefbb8a59 (このIDを非表示/違反報告)
とあるモチ - めっちゃおもしろいです棘カッコいい!!これからも更新がんばって下さい!! (2020年5月12日 0時) (レス) id: b97e9ef115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IsANe | 作成日時:2020年5月7日 6時