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あのあと、強制的にライブは終了。
張り詰めた重い空気の中、部室に４人で戻り、校長室へ連れて行かれたセンラ先生の帰りを、ただ淡々と待っていた
『ごめんなさい』
う「なんで、Aが謝んだよ。
大丈夫。」
『でも、うらた先輩の残り少ないライブを台無しにしちゃって、本当に…ごめんなさい』
さ「まあでも、うらさんが軽音部を卒業するまで、まだあと1ヶ月もあるし。」
う「ライブもあと一回残ってるし」
し「…A先輩が謝ることじゃない。」
みんな優しく私に微笑みかけながら話してくれるけど、どこか苦しそうで、うらた先輩の瞳はグラグラと揺れていた。
こんな優しい人たちを傷つける私は、最低で優柔不断で。
友達でいたいって言ったくせに、やっていることは、男たらし同然のこと。
ガラガラと扉が開いて、全員が一斉に扉に目を向けた。
セ「これからのことについて話し合おっか」
『先生は…大丈夫なんですか』
セ「そのことも話す。」
話されることに計り知れない恐怖を覚えて、寒くないのにカタカタと手足が震える。
ドクンドクンと激しく波打つ鼓動は、脳にまで響いた。
セ「まず、センラは今のところは大丈夫。」
ホッと少し心に乗りかかった荷物が少し降りた気持ちになったのも束の間。
でも…。というセンラ先生の辛そうな声が耳に入り、ゴクリと息を飲む。
セ「軽音部は1ヶ月休部することになった。」
さ「なんで！？そんなん！そんなんうらさんが…」
う「坂田いいから。」
震えた涙声でいう坂田を止めたうらた先輩。
手のひらをぎゅっと力強く握りしめて、そこから伝わってくる悔しさは、誰の目から見ても伝わった。
涙が溢れださないよう唇を噛み締めて、小さくごめんなさい。と呟く。
結局は全て私のせいなんだ。
全部もとをたどれば、私に行き着いてしまう。
し「先生、うらたさんは、今日で終わりなんすか」
セ「そういうことになるな。やから、今日はみんなでどっか行こか」
なにか、私がなにかしないと。
脳を働かせて。
…私にできること
『…っ、先生。火曜日まで時間頂けませんか』
セ「それは休部することに対して？」
『はい。私が必ずなんとかしてみせます』
セ「もう決まったことやから変えられへんねん。ごめんな」
『お願いします、火曜日まで時間をください』
セ「んー、まぁ分かった。でも、無茶はしたあかんで」
『はい』
できることは全てやってみせる
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タシア松(プロフ) - ぽにょさん» ありがとうございます！！最高の褒め言葉です、 (2022年9月25日 20時) (
レス) id: d89a5c0024 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ - 1話1話見るごとにきゅんきゅんしてもう最高です_:(´ཀ`」 ∠): (2022年8月8日 18時) (レス) @page14 id: b0029b04cd (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！すごい嬉しいです！！！ありがとうございます！！この作品を好きだと感じてもらえることができてよかったです！ (2021年10月26日 6時) (レス) id: 63758ca099 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - な、な、な、なんだこの……神作者と神作品は！？ (2021年10月26日 2時) (携帯から) (レス) id: d13b409c87 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 乘肄さん» 最高のお言葉ありがとうございます!! 完璧にかけたのなら幸いです、これからも日々成長していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします (2020年5月19日 22時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タシア松 | 作成日時：2020年1月12日 23時
