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4人のうち誰かを好きにならなきゃいけないこと以外、全てうらた先輩に偽りなく話した。
何も言わず聞いてくれて、途中我慢できなくて泣いてしまうと、親指で拭って優しく抱きしめてくれて。
話し終わっても泣き止むまで、ずっとずっと、落ち着くように頭を撫でていてくれた。
う「落ち着いた？」
『はい…。ありがとうございます』
う「あのさ…そのままの関係でいたいって思うのは、我儘なんかじゃないし、むしろ当たり前のこと。
そんな深く考えないでさ、楽しく部活しよーぜ！
それに…暗い顔してるとただでさえ小さい胸ももっと小さくなるしな」
『それ関係ないですよね…。でも、ありがとうございます。ちょっと元気でました』
う「またなんかあったらいつでも相談乗ってやるから。な？」
ニカッと笑ってそう言ってくれた先輩にもう一度お礼を言うと、お礼はハンバーグ奢りでいいよ。と意地悪な笑みを浮かべた
『はぁ、わかりました。また、奢ります。
…じゃあ、そろそろ帰りますね。ココアありがとうございました』
う「冗談だって。奢りなんていらねーよ。」
帰ろうと歩く私についてくる先輩に、送ってくれるんですか？と聞くと、ん。と少しそっけなく返される。
ドアを開けて、世間話をしながらうらた先輩の家を後にすると、「A！」と聞きた慣れた声が聞こえた。
『坂田…？』
さ「はぁはぁ…、よかったぁ。」
そう言いながら、ぎゅっと抱きしめてくる彼から伝わってくる鼓動は早くて、なんだか申し訳なくなって、ごめん。と謝る。
さ「心配したんやで…！先帰っちゃったと思ったら、家にもおらんし。」
『…うらた先輩に色々相談してたの。ごめんね』
う「俺、お前にLIME入れてたはずなんだけど」
さ「えっ！？あ、ホンマや！」
スマホを確認して、なんやぁ。と言いながら、ヘナヘナと道路に座り込んでしまった坂田に、ありがとう。と素直にお礼を伝えると、ホンマ無事でよかった。と心底嬉しそうに微笑む。
さ「うらさん、こっからは、俺とAで帰るから。」
う「…おう、じゃあな。A」
『あっ、はい。本当にありがとうございました』
ペコリと一礼して、先に歩き始める坂田の背中を小走りで追いかけた
彼と肩を並べて歩いてる中、私達には珍しい沈黙が続いた。何か話さないと。そう思って喋ろうとしたとき
さ「なーぁ、A」
少し声のトーンが落ちた坂田が、沈黙を破った。
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タシア松(プロフ) - ぽにょさん» ありがとうございます！！最高の褒め言葉です、 (2022年9月25日 20時) (
レス) id: d89a5c0024 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ - 1話1話見るごとにきゅんきゅんしてもう最高です_:(´ཀ`」 ∠): (2022年8月8日 18時) (レス) @page14 id: b0029b04cd (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！すごい嬉しいです！！！ありがとうございます！！この作品を好きだと感じてもらえることができてよかったです！ (2021年10月26日 6時) (レス) id: 63758ca099 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - な、な、な、なんだこの……神作者と神作品は！？ (2021年10月26日 2時) (携帯から) (レス) id: d13b409c87 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 乘肄さん» 最高のお言葉ありがとうございます!! 完璧にかけたのなら幸いです、これからも日々成長していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします (2020年5月19日 22時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タシア松 | 作成日時：2020年1月12日 23時
