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● H.side*
瑞紀、という人からの電話に出ているコイツ。
大人の人……で良かった、のか?
ここ、ホッとしていいとこなのか?
悶々とそんなどーでもいい、だけど俺にとっては何に差し置いても重要なことを考えていると。
「……はぁ?! いや、今無理だから!」
そんな怒声が隣から聞こえて来て、反射的に飛び上がる。
驚いて固まる俺を見て、転校生は眉尻を下げた。
「あ、ごめん……。……そう。今来客中。だから来ないで。っつか来るな」
……言葉もいつもより乱暴だし。
そーいえば、コイツからは探偵になったことは聞いたけど、なった経緯は聞いてないような。
未だに渋っているアイツを見て。
「俺は別いいよ。瑞紀さんって人がお前に話しあんだろ? だったら探偵関連しかないじゃん」
「でも……ほんとに、いいの?」
「ってか、ここお前んちだからな。俺の意見なんて普通通んねーよ」
ヒラヒラ〜と手を振ってみせると、それじゃあ……と言ってまた通話に戻った。
●*
「……か、かか、カレシィィ?!」
「違うから」
瑞紀さん、という人が来たのは、ちょうどアイツが夕飯を作り終えた時だった。
アイツはその人の彼氏発言を即刻真顔で否定して、ついでにバシッと頭を叩く。
……美織に影響されたのかなぁ。
アイツ、七海をすぐしばくから。
……美織から何年振りかに電話が来た時は驚いた。
その内容は、
『ギター初心者の人がいて躓いてるみたいだから教えてあげてくれない?』
ということだった。
美織が軽音部だということもあり、すぐにその“ 初心者 ”が誰なのかピンと来た。
だから、快くオーケー。
電話での用件はそれだけだと思ってたけど、最後に美織からちょっと、と呼び止められて、こう言われた。
『……空人ってさ、彩のこと好きだよね?』
……思わず、飲んでいた缶コーヒーを吹き出した。
「げっほ、ごほっ」
『ほら、やっぱり』
「ちょっ、待て待て。なんで分かった?!」
『そんなの丸わかりだよ。仮にも幼馴染みだよ? こういう時、空人ってばいろいろ聞いて来るじゃん。それか、即刻却下。だから、彩と会ったことがあるのか、好きなのかなぁ……と』
……マジか。
そんなに分かりやすいのかよ、俺。
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未麗 - 不良君とアーヤの組み合わせが最高でした!!これからもがんばってください!応援してます!! (2022年9月3日 8時) (レス) @page46 id: c3880015a9 (このIDを非表示/違反報告)
阿修羅 - アーヤがクールな感じでいい (2022年1月10日 10時) (レス) @page7 id: 4820c0c437 (このIDを非表示/違反報告)
柚須 - Clock lock Works という歌みたいですね! (2021年5月7日 15時) (レス) id: 8119590feb (このIDを非表示/違反報告)
天奏 - アオさん» ありがとうございます!^_^ (2020年7月25日 14時) (レス) id: e765e8c7f7 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 最高でした! (2020年7月21日 1時) (レス) id: 0202dd951f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天奏 | 作成日時:2020年4月13日 19時