[声優]あなたの声で[岡本信彦]

依頼 ページ7

実は私はパティシエになるために、専門学校へ行っています。

周りの人たちもみんな同じ夢を持っていると思うと、なんだか少し楽しくなる。



あ、バイトの時間！！

講義を終えて、急いでバイト先へ向かう。


なるべく早足でバイト先への道を進んでいく。

角を曲がり少し狭い道に入ってすぐにお店が見える。

すると、お店の前に人が立っているのも見えた

あれ？もしかして……




「岡本さん？」

岡本「ん？あ、こんにちはAちゃん。」

「こんにちは、お仕事お疲れ様です。ゆっくりして行ってくださいね。」

岡本「ありがとう。」


お店のドアを開け、岡本さんと一緒にお店へ入る。


お店の服に着替えて、

岡本さんの頼んだケーキと、飲み物をいつもの席に運ぶ。


「お待たせしました、」

岡本「ありがとう。あ、そうだAちゃんに頼みたいことがあるんだけど」

「なんでしょう？」








岡本さんから頼まれたのは差し入れ。

Kiramuneというグループの皆さんにお菓子を用意して欲しいそうだ。


「でも、私のなんかでいいんですか？」

岡本「君のがいいんだよ。お願いできるかな？」

「はい！もちろんです！」


岡本「よかった…楽しみにしてるね！」







その時は岡本さんに頼まれたのが嬉しすぎて、その後のことを全く考えていなかった。

どうしよう。何作ったらいいんだろう！？

というか本当に私のなんかで…


"楽しみにしてるね！"



不安に思うなか、頭に浮かんだのは岡本さんの笑顔……


頑張ろう

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