【ハイキュー】嘘でもいいよ【岩泉一】

嘘…18 ページ18

靴箱にある自分の靴が







なぜか泥だらけだった









貴方「…この紙…」









中にはメモ帳が数枚入っていて









全部同じような内容だった









”及川くんと別れて”








”及川くんはあんたなんか眼中にないんだよ”









”遊ばれてるって気づけよ、バーカ”









ここまでくると









人間誰しもわかるわけで









貴方「理恵はずっとこれに耐えていたと…」









理恵はこんな仕打ちに









ずっと耐えていたんだ









ずっと1人で









耐えていたんだ









きっとこれから









こんなようなことが増えていくんだ









エスカレートしていくんだ









そう思うと









だんだん怖くなってきて









自分の小ささに気付いてきて









それに加えて









なんで気付いてあげられなかったんだろうって









浮かれてた自分が悪いのに









相談してくれてれば、なんて思っちゃうんだ









貴方「…ッ」









自分の頰に涙が伝う









側から見たら









いじめられて泣いてるって思われるかな









だけどそうじゃない









そうじゃないんだッ









理恵の苦しみに









辛さに









気付いてしまったからなんだ









なんにもできなかった自分が









憎くて仕方ないんだ









・









・









・









・









・









・









貴方「…ごめんッ…理恵ッ」









気付いてあげられなくて









ごめん

嘘…19→←嘘…17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す