僕らの世界4 (ページ3)

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冷酷キャラ会議ページ3

Z021年3月某日。渚学園・星が丘学園生徒会による非公開の会議が開かれていた。
「何とか丸め込めたけど、まだいつ何が起こるかは分からない」
「そっか…でも、生徒会に入れることはできたんだ？」
「ああ、できた」
「そうか、よかったな」
「でも、めちゃめちゃ緊張したよー！あんな冷酷キャラとか私無理ー！」
花笑が言うと、菜々は
「これでこそ花笑」
と頷いた。
「ねえ、私、これからも冷酷会長じゃなきゃダメ？」
「ダメだね」
全員一致の解答だった。
「タカが冷酷副会長ってのもアリだけど、俺的には三浦の冷酷会長の方がいいと思う」
恭輔の意見は完全に主観だったが、否定する者はいなかった。
「俺はなぁ…まあ、顔がこんなだから？怖いってイメージは付きにくいかな」
「殴るぞコラ」
「乱闘は外でお願いします」
菜々が冷ややかに言う。
「冷酷副会長が似合うのはやっぱり菜々だな」
「誰が冷酷よ。純こそ何もしなくても冷酷オーラ出てるし」
「元々こういう顔なんだよ」
「いや、純はどっちかって言うと、神経質じゃないか？」
「うるせぇ」
「そーいう所ですよ」
純は、「ケッ」と一人毒付く。
「まあ何でもいいけど、星が丘の2人は後輩の前では冷酷キャラで」
「了解した」
「えー…色々と油断できなすぎ」
「頑張れよ、純の真似すればいいだけだから」
「そっか！市原くんの真似だ！」
「おい！」