【HQ】ポジティブクレイジー、悪女に出会う【青葉城西】

変人と悪女(16) ページ19

.


『理由、聞いてもいいですか。及川さん？』





さっき私の言ったこと聞こえてなかったのかなこの人は。




私が？


神矢優莉に近付くなと？





この人私の事を舐めてますね〜へ〜


つか返事しろよ







「理由って…君も知ってるでしょ。優莉は前のマネージャーに酷いことされたって」





まあそれは神矢が仕立てた嘘なんですけどね〜！！


本当は逆ですようける(笑)






『…え、知りませんでした…』





とりあえず知らないふりをしておく。



どうせ3日くらい前まで知らなかったしね…これは知らないようなもんでしょうん！！




が、及川さんは。




「へぇ…知らなかったんだ。じゃあなんで、」






マネージャーになろうとしたの？





『っ！！？』





驚いて言葉に詰まる。




及川さんはそれを肯定だと受け取ったようで、





「ほぉら、やっぱりそうだと思ったよ。で、なに。なんで入ったの」




と言ってため息をつく。






なんだこいつ。

くそうざ…。




___もういいや。





『あのですね。私は別に神矢さんなんかに興味無いので』




「…え？」




次は及川さんが言葉に詰まる。



私は続ける





『なので、前、神矢さんに何かあったとかほんと私には関係無いので。つか興味無いです。てかこんな事言う暇あるなら練習しろよ、って話なんですよね』




「じゃあ、なんでAちゃんはマネージャーになったの？」





思わず笑いが溢れる。





『そんなの、








言う訳無いじゃないですか』





じゃあ帰ります。
お疲れ様でした。





そう言って私は体育館から出た。


.
遅くなりすぎた…
絶対見てくれとる人いませんよね…|˙꒳˙)

変人と悪女(17)→←変人と悪女(15)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す