第三話 ページ4
＿＿暴走族なら、さっき捕らえられました＿＿
若者は迷いなく言った。
「･･････本当ですか！？」
「ええ」
これにはジョーカーも驚いた。
五時間休みなく気を巡らせていたはずなのに、いつの間にか事は解決していたのだ。
＿＿いったい誰が＿＿
自分以外にこの依頼を受けた誰かだろうが、ジョーカーの調査スピードを越えるものはそうそういない。しかしそいつは越えて見せた。
それだけではない。暴走族に一言放つことも許さず、捕まえた。
これはかつて腕利きとして名を響かせたジョーカーでも真似できない芸等である。
「どうしましたか？」
「おっと失礼。考えこんでしまいました。暴走族は捕まったのですね。それなら良かったです」
「いいえ･･････よくないです･･････」
「なぜです？」
若者が、その問いに答えることはなかった。凍り付いたように喋らなくなり、沈黙が続いた後、用事があるといって逃げるように去った。
ジョーカーは不思議で仕方なかった。
町を困らせていた暴走族は捕まったというのに、商人や客は喜ぶ素振りを何ひとつ見せないなんて、そんなことが･･････。
依頼内容は解決していたが、このままでは納得がいかない。
＿＿明日は聞き込みだな
そんなことを脳裏に浮かべながら、来た道を独りだとる。
もう沈みかけていた夕日の灯火が、ジョーカーを照らした。
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北斗七星(プロフ) - 日向信乃さん» ありがとうございます。お願いします (2016年11月28日 20時) (
レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
日向信乃(プロフ) - 北斗七星さん» 良いですよー！ 此方からボードに伺っても宜しいでしょうか？ (2016年11月28日 20時) (レス) id: 8b41fe3180 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 日向信乃さん» ありがとうございます。せっかくなので関係組みませんか (2016年11月28日 18時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
日向信乃(プロフ) - 私のキャラも使って頂いていいですよ！ (2016年11月28日 18時) (レス) id: 8b41fe3180 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 黒氷さん» ありがとうございます (2016年11月25日 21時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
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