検索窓
今日:11 hit、昨日:18 hit、合計:11,050 hit

男とはなんだったのか (ルナ・マリア) ページ10

学年が上がるとクラスも変わる
分かっていることだけれど、僕は自己紹介が好きじゃない


僕は三年間アリアと同じクラスだ
それは嬉しい
嬉しいけれど、周りの人間のことはあまり得意じゃない


「それでは次、マリア君」


先生に呼ばれ、ピクリと肩を揺らしてしまった
が、幸いなことに誰もそんなことには気づいていない
ノートパソコンから視線を上げて、ゆっくりと立ち上がる



「……ルナ・マリア」


僕から出た声は、本当に弱々しいものだった


『ルナの相棒、黒竜だ』
『同じく、白竜と申します』


黒竜と白竜の挨拶を終わった所で、ペコッとお辞儀して座る
クラスの人達がザワザワと騒ぎ出したけど、僕はノートパソコンに集中した
自己紹介の後の騒ぎ出す空間が僕は苦手だ

隣を見れば、アリアはゲーム中
僕はいつもと変わらないアリアにホッとしてアリアの肩口にぐりぐりと頭をこすりつけた


そのまま僕はアリアの肩を枕にして眠った


※ルナの席は窓側の一番後ろで、端から二番目。端(つまり隣席)はアリア・レイ。


↓ザワザワしてたクラスの人達↓

・初めての人達

「苗字で呼んでも名前で呼んでも女の子みたい」
「無表情だからなんか怖い」

「声ちっせー」
「でもさっき普通にネモと喋ってたよな?」


・前から一緒な人達

「イケメン!無表情だけどイケメン!」
「だがしかし美人でもある!アリア君に甘えて肩口に頭ぐりぐりするとか可愛い!!」
「普通の女子より女子力感じる」
「今度のコスプレ部のファッションショー、女装するとかマジでありがとうございます」
「無表情でも可愛いと感じるのはなぜ」
「男とはなんだったのか」

「相変わらず自己紹介は苦手か……あの見た目で男なんだよなー」
「つーか今度のコスプレ部のファッションショー、モデル頼まれて女装するんだってよ」
「あ〜、そういやチケットが即完売でどーのこーのって女子が騒いでたよな」
「マリアって中々捕まえられないからなー」
「イケメンで美人だから、女装しても違和感仕事しない上に本人は無自覚であざとい」
「あざとくても違和感仕事しない……男とはなんだったのか」


※どちらも前半女子、後半男子

日常に戻り(ネモ)→←今日は面倒なこと多いな(紅葉)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:ネクサス魔法武術学園 , 募集企画 , ∞募集 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 終わりました (2017年1月1日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します (2017年1月1日 17時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新しましたー (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新します (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - 終わりました (2016年12月21日 20時) (レス) id: beed06bc94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:北斗七星 x他9人 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。