【小説】ネクサス魔法武術学園2

日常に戻り(ネモ) ページ11

夜が明け、日が昇り、新たに朝がきた。

空は相変わらず鉛色で、僅かに差し込む光が黒金の壁に反射し、朝を知らせた。

これから学園に行かねばならない。


「カノープス。今日の時間割は? 」


俺の目の前にモニターが表示される。そこには、各授業と休み時間の開始時刻と終了時刻が記されている。

一限。武学、

ニ限。魔法学、

三限。魔法科学、

四限。魔法歴学、

一年生は四限で終わりらしい。

五限。魔術学

これが今日の日程。

一限開始時刻は八時三十分。現在時刻は八時。

今から行けばちょうど間に合う。

俺は機械竜にまたがり、学園へ向かうよう指示を出した。

竜は空へと舞い上がり、俺を学園まで連れて行く。


「ん･･････?」


地上に、一体のデストロイドがいる。

人型で、高さ160程度の小さな機体だ。


「召喚魔術」


俺はニ丁の拳銃を取り出し、そいつ目掛けて弾丸を放つ。

弾は見事デストロイドの駆動部を貫通し、動かなくなった。

今日も１日が始まった。

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