安定の間違い(小早川華昏) ページ31
新入生として、教室へ入り先生からの説明を受けている一年生。
朝体育館にいたあの二人と席が近くなった華昏は、にこにこと座っていた。
手には相棒である蝶の『
「あ、そだ。お前あの後どうしてた?」
「はい?」
自己紹介をすませ、先生が一時的に教室から出た後。
昼也にそう聞かれた。
「あんまりうちは戦うの好きまへんし、そのまま体育館におったよ」
「あれ、そうなの?」
昼也の隣に座る夜白はそう言った。
「あ、その子……華昏ちゃんの相棒?」
「うん?」
そう言われ華昏は頷きかけて、そのまま首を傾げた。
「え、違うのか?」
「いんやぁ、相棒やよ……やけど」
昼也と夜白の顔を交互に見、華昏は言った。
「うち、男やよ」
「…………」
沈黙。
「え?」
そう従兄弟は顔を見合わせ間抜けな声を出したのだった。
*楽しい一学期はまだ始まったばかり……*
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wakana0503(プロフ) - 速いっすねぇ(ヽ´ω`)ハァ… (2016年10月29日 17時) (レス) id: 95b6da62c6 (このIDを非表示/違反報告)
柳ノ下ノ背後霊(プロフ) - 更新しました。書き終わりました。 (2016年10月29日 16時) (レス) id: ab83b1c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - しのっちさん» 了解ですー! (2016年10月28日 22時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 北斗七星さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月28日 21時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……終了…… (2016年10月28日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
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