信頼できる従兄弟(夜白) ページ17
『学園内にいる皆さん!外を見れば分かりますが、緊急事態です。
私達も加勢しましょう協力お願いします。』
突如放送がかかった。
「あるえ!?まだ暴れてたの!?」
デストロイドって結構強いんだなと私は思った。
「仕方無いな、行くか」
びびっているのか、昼也は震え声で私を誘った。
一年生も呼ばなくてはいけないなんて、相当な緊急事態だ。
「うん、シロ!行こ!」
「分かった!」
行かないわけにはいかない。
だが外といっても広い。どこから対応すればいいのか・・・・・・
「ロータリー辺りに行くか」
救いの手? を差し伸べたのは昼也だった。
私はそれに同意し、昼也とロータリーに向かって走る。
走るといっても周りは敵だらけなので背中合わせだが
うん、こういう時に昼也ってしっかりしてるよね
心のどこかに、そう思っている私がいる。
後ろから声がした。
「!デストロイドだ!夜白!」
夜「オケ!我と契約し獣たちよ!今召喚する!いでよ!
九尾オグ!妖狐ゲンカ!化け猫ワイド!」
とっさに召喚魔術で三匹もの仲間をよび出す。
昼也「夜白!一気に3体も出すな!
魔力が足りなくなるぞ!」
昼也の忠告は少し遅かった。もう魔力は半分を切っている。
大丈夫とだけ答え、召喚獣達に目で訴える。
「任せろ主」
「任せて!」
「クスクス主は下がっててね」
三匹の召喚獣はそれぞれ、デストロイドに飛びかかる。
「ハァ…魔獣化魔術!鳳凰星座!」
昼也は後ろでそう唱えると、
灼熱の鳥に姿を変えた。
「うわ!ちょ、熱!」
もうちょっと周りというか近くを見て使って欲しかったが・・・・・・
「キエエエエエエ!」
「いや何いってんの!?」
最も、もう魔獣化しているからそんな言葉は通じないだろう。
私も何度か巻き添えを喰らいかけたが
昼也のおかげで結構潰せた。
それから数分…いや、数時間の可能性も…
とにかく私たちは戦い続けた。
ようやくロータリーにデストロイドは現れなくなった。
「終わったぁ…」
思わず安堵の声を漏らす。しかしそれは束の間のことであって、
「ん?蚊が…」
なぜか昼也はその蚊を目で追っている。
数秒後
「!?夜白!それはデストロイドだ!」
「!?え、ちょ、」
突然、自分が危険な状況に置かれていることを知り、
今度は驚きの声が飛び出した。
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wakana0503(プロフ) - 速いっすねぇ(ヽ´ω`)ハァ… (2016年10月29日 17時) (レス) id: 95b6da62c6 (このIDを非表示/違反報告)
柳ノ下ノ背後霊(プロフ) - 更新しました。書き終わりました。 (2016年10月29日 16時) (レス) id: ab83b1c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - しのっちさん» 了解ですー! (2016年10月28日 22時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 北斗七星さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月28日 21時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……終了…… (2016年10月28日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
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