やんでれーしょん狂想曲【あんスタ】 (ページ13)

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１２.りぁる人狼げぇむページ13

英智「……可笑しいね」

生徒会長が口を開くと、凛月はしまった…とでも
言うような顔をした。

零「凛月……真逆…」

凛月「…俺は……死にたくない」

『何、言ってるの…！？』

思うより先に、口が動いていた

凛月「違う、俺じゃないよ……」

『そんなの…信用出来ないｯ……！！
あんずちゃんを殺したのかもしれない人の言葉
なんて………！！！疑いたく、ない…けど』

今の私の顔は酷いだろう。
泣きそうな上に、ショックと恐怖で顔が歪んでいる

真緒「A、落ち着けって…な？」

『何で！？あんずちゃんをもし殺したとしたら……
他人を殺して、自分は死にたくないって
言ってるんだよ？真緒は許せるの…？？』

真緒「そ、れは……」

英智「決めてしまおうか」

凛月「は、ぁ……？」

英智「此処で…殺すか、信じるか」

これじゃまるで、リアル人狼ゲームだ

零「ｯ、巫山戯んじゃねぇ！！」

ﾋﾞｸｯ

みんなが驚く。普段優しい零さんが怒鳴ったんだから
それに口調もいつもと違う

零「本当に凛月が殺ったって思ってんのか！？」

凛月「あに、じゃ…」

英智「だから二択にしたんじゃないか」

零「そういう問題じゃねぇだろ！？
なんで殺す必要があるんだよｯ！！！」

英智「もし犯人なら殺さなくては……
僕達が殺されるだろう！！……考えてくれ」

英智さんの言っている事は正論だ。
けど、零さんの言っている事も正論だ。
私は、どっちを信じたらいい…？

嵐「…そうよ、殺す必要はないじゃない」

レオ「俺はリッツを信じてる！」

司「私もです！！同じ〝Knights〟ですから！」

瀬名「本当、頭可笑しいんじゃないの？
くまくん殺そうとするとか、チョ～うざぁい！！」

そうだ……取り乱してた。
凛月くんは、何時も私を思ってくれてた
すぐに私の異変に気付いて助けてくれてた
そんな人が、私の親友を殺そうと思う…？
そんなわけ、ない

『凛月くん……ごめんなさい、取り乱してた…
今更だけど、私は………凛月くんを信じる』

遊木「Aちゃん正気！？
あんずちゃんを殺したかもしれないんだよ！！？」

『凛月くんがそんな事する人だとは思えない』

明星「……俺は、信じられない」

北斗「…俺も明星と同意見だ」

凛月「…見た」

嵐「……何を？」

凛月「あんずを、殺そうと…した……奴」

明星「どういう事！？」

遊木「説明してくれる？」

凛月「……わかった」