隠し事 ページ3
放課後
A「うっ……」
きり「A！？大丈夫！？」
A「…う……ん。なんとか…」
きり「何かした？？」
A「…や…別に…」
きり「俺に隠し事は、ダメだよ？」
A「ごめん…実は……」
ーーーーーーーーーーーー
『詳しく調べて見たんですが…すみません。原因不明としか言いようがありません。』
『そうですか…』
『一応、痛み止めの薬を出しておきます。』
『ありがとうございます。』
A「お母さん。私、死んじゃうの？」
『大丈夫よ。お薬飲めば、痛くなくなるから』
私は小学校5年生の頃、心臓が急に痛くなるという謎の病に侵された。
どの病院に行っても原因不明。痛み止めの薬を貰ったりしたけど、あまり効果が無くて悩んでいた。
『大丈夫よ。痛いの痛いの、とーんでけ！』
お母さんはいつもそう言って、背中をさすって寄り添ってくれた。
友達も、私が原因不明の病気だとわかると、すぐにヒソヒソ影で言い始めた。
《Aちゃん、原因不明の病気だって！》
《まじでー？ムカつくし。イイザマw》
《調子乗ってたし？自業自得じゃない？w》
何にも悪いことはしてないのに。
私の周りには人が少なくなっていった。
そんな私を支え続けてくれたのが、お母さん。
私が泣いて帰って来ると、暖かいココアを用意してくれて。
優しい甘みが口の中にじんわりと広がっていくのを今でも覚えている。
でも、雨の降ったある日。
いつものように家に帰っても、いるはずのお母さんがそこにはいなくて。
仕事かな？と思ったけど、22時を過ぎても帰ってこない。
流石におかしい。
不安になった私は、お母さんに電話をかけた。
一回。二回。三回。
何度かけても、繋がらない。
その後、私がどうしたのかはもう覚えてない。
ただ、お母さんの死を告げられたのだけ。
覚えている。
そこからお父さんと2人で暮らすことになってから、日に日に口数も減るばかり。
心臓の痛みも悪化していった。
ーーーーーーーーーーーー
きり「…ごめん。A…俺、Aの事、全然わかってなかった…」
A「大丈夫だよ…？こっちこそ…心配かけてごめんね…でも気にしないで…！？きりやん！？」
不意に抱きしめられて、ドキってした。
きり「A…なんかあったら…言って？//」
A「…うん。」
鼻が、ツンとなった。
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CA(プロフ) - arisu(WT)さん» 有難う御座います!きんときさんですね、只今更新中のぶるっくさん感動系が終わりましたら候補に入れておきます!今後とも宜しくお願いします! (2018年11月30日 17時) (
レス) id: e970142f07 (このIDを非表示/違反報告)
arisu(WT) - CAさん» きんときのほしい気がする........ (2018年11月30日 16時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - レンヌさん» ありがとうございます！ぶるっくさん…人気ですね！了解しました！落ち着いたら書きます！ (2018年5月26日 17時) (レス) id: da15cf2422 (このIDを非表示/違反報告)
レンヌ(プロフ) - きりや〜ん！！イケメン過ぎ！とてもいい小説でした。ぶるっくさんの小説を書いてほしいです！ (2018年5月26日 17時) (レス) id: a15c3e72e9 (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - ヒナっちさん» ありがとうございます！いつも応援してくれて…(T ^ T)嬉しいすぎる…これからも頑張ります！ヒナっちさんも頑張ってくださいね！ (2018年5月26日 6時) (レス) id: da15cf2422 (このIDを非表示/違反報告)
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