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「おきろ〜四葉〜もう朝だぞ〜」

カーテンを開けられ朝日が差し込む。
寝ぼけ眼を擦りながらベッドの海から浮上するとそこには零だけではなく盧笙と簓もいた。

「眠り姫がようやく起きよった!よっ!おはよーさん!」

「朝飯はよ食わんと試合間に合わなくなるで〜」

どうやら2人とも迎えに来てくれたらしい。
時間を見ると朝7時。寝坊したわけでは無いことに一息をつき、4人で朝食へと向かった。

ホテルの朝食をバイキングと決めた人は誰だろう。その人はきっと天才なんだ。

四葉は目の前にたくさんの料理が並ぶバイキングに目を輝かせていた。
それ見た簓は注意を促す。

「四葉、食べ放題と言えど取っていいのは食べれる分だけやで?よう考えて取らなあかん。」

「せやせや、足れへんかったらおかわりすればええねん。」

四葉はハッとしてうんうんと頷く。
危なかった。危うく夢のような山盛り大量の料理たちをお皿に溢れんばかりに盛ろうと思ってた所だった。

ちゃんと簓と盧笙の言いつけ通り沢山の料理を食べられるよう少しずつお皿に盛る。届かない位置の料理は零に取ってもらった。

少量ずっとはいえお皿たっぷりに盛られた美味しそうなご飯たちに四葉は胸を躍らせる。

今度父親にねだってオオサカでもバイキングに連れてってもらおうとその料理たちを頬張りながら思ったのだった。

お腹がいっぱいになり、スタジアムへ向かうため各自部屋へ戻る。
四葉も父親と共に準備をしてる途中、昨日のことを思い出した。

「あ、お父さんあのね、昨日無花果さんが迎えに来てくれて……」

話を切り出したところで零が、「ああ、そうだった!」と思い出したように口を開いた。

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作者名:蒼依 | 作成日時:2022年12月11日 21時

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