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「へぇ、結構いい部屋用意されてんのな〜」

ホテルのチェックインを済まし、泊まる部屋に荷物を置く。
どついたれ本舗には2部屋用意されており、簓と盧笙、零と四葉が同じ部屋に泊まることになった。

「四葉、バトルは明日だ。今日1日好きに過ごせるが、俺はちょっと仕事がある。どうする?簓たちんとこ行っとくか?」

「うん!」

これから仕事があるという零が隣の部屋の簓と盧笙の部屋に四葉を連れてく。

「て、訳で、おいちゃんはちょっくら仕事してくるからお前ら四葉のこと頼むぞ〜」

「おー!きぃつけてなぁー!」

「ほんと、忙しいやっちゃなー」

呑気に送り出す簓に対し、盧笙は明日本番なのに今日も働くのかよと頭を抱える。

「ほな!どうする四葉!ホテルの探検でも行くか!」

いたずらっ子のような笑みを浮かべた簓。それを見て四葉は満面の笑みになる。

初めて来た中王区で、父親と離れるのはやはり不安だったようで、簓も盧笙もそれに気づいていた。
ここは中王区、女性しか住むことの許されない女性のためだけの楽園。

四葉は女の子やからきっと大丈夫やとは思うけど、何かあったら俺がばっちし守ってやらんとな…
簓はそう意気込み、四葉の手を引きながらホテルの部屋を後にした。

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作者名:蒼依 | 作成日時:2022年12月11日 21時

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