ヘッドフォン６１ ページ13
『？？？』
「マキシマセンだね？」
手を握られたままそう告げられた
『そうだけど』
「君をドイツに歓迎するよ」
……………ん？
『ドイツ？』
そうですっと言いながら手を離しドイツ監督は方向を変え外を見た
「ええ、プロになりませんか」
『え“嫌ですけど』
秒で答えた槙島に監督はニコッと笑った
「そういうと思いました。ボルクとQPが“絶対にイエスとは言わない”と言っていましたから」
『じゃぁなんで？』
「試してみたかったからです。先刻の試合見させていただきました。どうでしたか？試合は」
槙島はふぅっと息を吐いた
『楽しくなかった。といえば嘘になります。久しぶりのスリル感を味わえたし』
監督は揺るぎない瞳で槙島を見た
『でも、やっぱ“こっち”の方が性に合う』
槙島と監督の間には見えない線で区切られているように見えた
「そうですか、残念です。でも貴方の試合とても感慨深いものになった。“彼等”もね」
『お伝えください。その“彼等”に
前に進めている。と』
槙島は彼等を思いながら言った
「必ず伝えるよ」
それじゃぁとドイツ監督、ケンレンドールは喫煙ルームから出ていってしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリス - 秋さん» 今後の展開楽しみにしていますね！^ ^ (2022年8月8日 17時) (
レス) id: c25eadec77 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます。こんなことしてたら…と思いながら作っています❤︎ 私の妄想が詰まっています❤︎ (2022年8月8日 10時) (レス) @page14 id: c835ac26a1 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - QPカッコいい・・・抱きしめるなんて・・・越知さんも・・・いい意味で反則行動♡ (2022年8月7日 17時) (レス) @page14 id: c25eadec77 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 沙希子さん» ありがとうございます！ 更新までしばらくお待ちください！ (2022年6月25日 23時) (レス) id: c835ac26a1 (このIDを非表示/違反報告)
沙希子(プロフ) - もう一度、最初から読み返しさせて頂きました。やっぱりとても面白い作品です。更新を楽しみにお待ちしています。 (2022年6月25日 7時) (レス) @page8 id: 1859e0c87f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋 | 作成日時：2022年6月7日 20時
