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授業が始まった。
教師の話に一切耳を傾けず俺の横顔を見つめる天乃に目を合わせる。にこにこ笑っては嬉しそうに手を掴まれ鳥肌が立った。
『ッ…』
授業中故声は出さない。授業を妨害するまでの事じゃないのは誰が見ても分かる事だし。
ご機嫌天乃を無視して隣に視線を向ける。外を見つめる鳥井と授業を熱心に聞く広田さん。
やっぱ真面目に受けてないやん。1つ小さく舌打ちをこぼしてため息をついた。
ー
天「んふふ、何で振り払わなかったん？」
『音なるやろ』
天「でも嫌って顔して無かったやろ？」
『あんだけ見てて??』
嘘やろ…。ポジティブな天乃の相手で気分が萎えながらジャージに着替える。次は体育、広田さんと組む事が決まってて気分は高いんや。
着替え終わって部屋を出ようとしたら誰かに肩を掴まれた。
鳥「な、A」
『なに』
鳥「えっ…不機嫌やな？」
『お前のせいや』
ほぼパンイチ状態で話し掛けてきた鳥井の手をはたく。
お前そういうん気にするタイプやろ何してん…。
鳥「次一緒に組もーやぁ！」
『嫌や！』
鳥「ストレッチ一緒にやりたいやん！」
『知らへんわ！天乃と組み！！』
腰に引っ付く鳥井とグダっていればドアの外からわちゃわちゃ声がする。
合同やから隣のクラスも使うんか……隣のクラス…？
『あかんわあかん！！』
鳥「なんッ、なんや…！？」
『隣のクラスて事はアイツくるやん！！』
鳥井の頭を強く叩き、背中に隠れる。彼のほうがデカいので前からは足が4本ある位しか問題はないだろう。
鳥「調子の良い奴やなぁ…」
ジャージを強く握れば鳥井は呆れた様に言われる。
これに至っては仕方が無い。もう逃げ場が無いねんぞ。
「Aー！！Aおるかー？」
『ほんまさいあく…』
鳥「…壁に寄るで」
『…ありがと』
勢い良く入って来た男の名前は生徒会役員捏島孝行。
声が大きく元気過ぎる男。そして生徒会の中で1番と言っても良いほど苦手な存在。
捏島は教室をぐるりと見回してはこちらに向かって来た。
捏「ゾムぅ、A知らん？」
鳥「もう出てったで？残念やったな笑」
捏「…何でそんな壁際におるん？着替え終わったんやったら校庭行けや」
鳥「鍵任されとんねん。ロボロ放送の方に行ったからな」
鳥井のおかげで躱せそうやな。と、身を縮めていれば上から頭を触られて肩を掴まれる。
捏「何や、やっぱ居るやんか」
終わり
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亀さん(プロフ) - 書き直しました、内容が全然違います。 (2023年3月4日 19時) (
レス) id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん(プロフ) - 吏由さん» ありがとうございます〜！！偶に頭が可笑しいところが入っている作品なので…嬉しいです！ (2022年11月13日 14時) (レス) id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
吏由(プロフ) - わぁ…すごい好み()ありがとうございます… (2022年10月13日 3時) (レス) @page35 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん(プロフ) - みかんさん！？コメントありがとうございます！！そう言って貰えるとめちゃくちゃ嬉しいです！他のエンドも頑張ります！！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 全てのエンドが、大好物過ぎてもう大好きです！！他のエンドも楽しみにに待ってます！！ (2022年10月5日 18時) (レス) @page33 id: 39f071eb34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀さん | 作成日時：2022年8月24日 23時
