【d!】幸せな生活をあなた達に4 (ページ43)

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ベッドを決めて他の部屋を見に行く。

もう一つのカードキーで部屋を開けるとショッピくんの怒った声が聞こえてきた。

syp「あーもう！クソ先輩どいて下さい！そこ俺のベッドなんですけど！？」

kn「ん？ええやん。ここがテレビ見やすいねんもん。」

syp「よくないから言ってんでしょーが！汚い服で乗らんでください！」

『あー…もしもし？』

zm「あ、Aやん！どしたん？やっぱりこっちの部屋にする？」

『いや、どんな感じかなって見にきたんだけど、あの二人はいつもどおり喧嘩してるのね？』

syp「喧嘩じゃないです。こいつが一方的に悪いんやから。」

『シッマ、ショッピ君が嫌がってるんだからベッドから降りなさい。』

syp「コネシマさんまだベッド使ってないっすよね、もう俺こっち使うんで先輩がそこのベッド使ってください。」

kn「ん？ええで？これで一件落着やな！」

『はは…、そういえばみんなは雪見たことある？』

gr「俺とトン氏はあるが他はないんじゃないか？」

『やっぱりそうなのね。窓の外見てみてよ！』

一番奥のベッドに腰掛けていたグルッペンがカーテンを開けおお！も感嘆の声を上げる。

gr「雪だ！トン氏！！」

物凄い笑顔で廊下へ飛び出して行ったグルッペンを慌てて追いかける。

『ちょ、グルッペン、勝手に出ても部屋入れないから！』

gr「お、すまんすまん。早くトン氏に伝えたくてだな。」

私達の部屋を開けてやるとトン氏！トン氏と興奮したように中に入っていくグルッペンを微笑ましく思いながら扉を閉める。

再度ゾム達の部屋に戻ると三人仲良く窓に張り付いていた。

『どう、初めての雪は。』

zm「めっちゃ白い！」

kn「うむ、白いな。」

syp「白いっすね。」

『ふふ、白いね。』

zm「はよ触りたいねんけど。これ窓から外でたらあかんの？」

ん？ここ3階だぞ？

kn「え、冷たいんやろ？俺嫌やわ。」

syp「それよりなんか滑ってる人が気になんねんけど。」

『あれはスキーって言うんだよ。みんなに明日してもらおうと思ってるの。』

zm「まじ！？楽しみやわ！」

syp「おー、楽しみっすね。」

kn「えー。寒いやん。」

シッマは寒がりか。そういえばお兄ちゃんも寒いの苦手だったなぁ。