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そこにいる人に言えば、警察署のドアを開けてあげれるように話通しておくからね、と二十日さんと馬ウアーさんに言われて、それにお礼を言って自分の家に帰る。
あまりにも殺風景で、あまりこの部屋にはいたくない。
…が、それでも私の城である。
「どうにかしなきゃ」
袖をまくってそう呟く。
試しに端に寄せてた椅子を机の周りに並べたが、微妙。そもそも私1人しかいないのだから、こんなに椅子はいらない。
椅子を片付けて、テーブル…はいいか。テーブルを部屋の真ん中に置いて、1人掛けのソファを置いてみる。座ってみれば、結構悪くない。
―――私の部屋はこの机とソファから始まった。…的な。
そんなことを頭で思うが、ソファだと微妙に格好がつかないな、と思い、背のない丸椅子を置く。
好きなところに座れるようにしよう、と思って考える。
そのまま寝れるような、座面が長くなっているソファ。座椅子的な。テーブル周りって感じではないから、テーブルと先ほどの椅子達を端に追いやり、設置。
結局椅子は増えなかったので、最初に片付けた椅子を再度設置。
もう少し何か欲しいな、と思い、机の正面にテレビを設置。
他は…と考え、とりあえず大きなぬいぐるみと本棚、ラジカセを設置した。それとスタッシュ、棚、そして電気、時計、ラック、ハンガー。…しばらくたくさんのものを置いてみて。
結構悪くないのではないか。そう思い、辺りを見回した。
…が、あと一歩だろう。その一歩が骨が折れそうだ。
床も石っぽくて冷たかったので、木に張り替えて、壁も真っ白に塗り直す。置くだけなら置くだけだが、チマチマとした作業で、先ほどよりも疲れる。
だんだんと快適な家が完成していったわけだが、元を言えば警察、…というか馬ウアーさんからのお金がなければここまでできなかった。
神様、仏様、馬ウアー様。このお金は大切に使います。
ぷはーっと、一仕事を終えて飲む水はおいしい。
一旦休憩。ポチッとテレビをつけて眺める。
…誰？
ピエロが踊りながら歌ってる。
「……ここは、夢の叶う街…。」
歌詞を反芻する。
夢、夢…。
私にも、夢があったのだろうか。
ここは、夢の叶う街。
『私たちが君のことを見捨てると思うか？』
わしゃわしゃした声で、見た目は…正直変、だけど。
げんきになる歌、だな。
「…ここ、は、夢の、叶う街…。」
―――瞼が重い。
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245(プロフ) - かとを74さん» コメントありがとうございます！モチベが倍になりました。とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします🥳 (3月28日 11時) (
レス) @page23 id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
かとを74(プロフ) - 更新される度嬉しいです！ (3月26日 17時) (レス) id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
245(プロフ) - とくさん» ありがとうございます…！修正いたしました🙇🙇今後ともよろしくお願いいたします☺️ (1月6日 17時) (レス) id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
とく - めちゃくちゃ面白いです！！更新楽しみに待ってます…！！(ストリーマーグラセフだったのは前で、今はストリートグラフィティ・ロールプレイ、略してストグラのようですよ…！) (12月25日 22時) (レス) id: b931af8e9b (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 8話でこのクオリティ。これは神作品の予感... ！ (12月20日 11時) (レス) @page8 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：245 | 作成日時：2023年12月7日 3時
