【星野 源】 太陽の笑顔 2

＊ ページ30

【星野 side】









星野「じゃん。」









A「いらっしゃ…いませ。」









星野「他の人は？」









A「さっき、店長さん以外は帰りました。」









星野「そっか。あのさ、今日…」









A「今日？」









星野「ぃいや…なんでもない。


久しぶりに来たな、ここ。」









A「そうですか？あ、コーヒー入れますか？」









星野「ん…うん。ありがとっ。」









A「じゃあ、座って待っててください。」









☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:









A「はいっ。コーヒーと、これは



私からのプレゼントです。」









星野「えっ。」









A「今日は、バレンタインですよね。



本当は家に持っていこうと思ったんです。」









星野「う、嬉しい。ありがとう！」









A「いえいえ。遅くなっちゃって、ごめんなさい。」









星野「ううん。笑 どうしよう、にやけちゃう。」









A「フォンダンショコラってやつです。


ちゃんと作れてるか分からないんですけど…。」









.









.









フォークで側面を切ると




溶けたチョコレートがとろりと出てくる









.









.









星野「うまっ。凄くないこれ！？」









A「やったぁ！前に作った時、失敗したんで賭けだったんですけど。」









星野「おい！笑



でも俺

Aがバレンタイン忘れてると思ってて…


ちょっと焦った。」









A「サプライズにしようと思ったんですけど、むしろサプライズされましたね。」









星野「えへ。笑 ビックリした？



忘れられてたとしても、せめて一緒に過ごせられたらなって思った。」









A「源くんって、時々すごい可愛い女の子になりますよね。」









星野「うーん…。」









(ちゅっ)









A「…え？」









星野「どう？かっこいい彼氏になった？」









A「っ/// も、元からかっこいいです。」









星野「へへっ。笑 今日は、ほんとにいい日になったな。」









A「幸せ、ですね。」









.









予定通りに行かなくても





いい事はある









☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す