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枕にした二つ折りの座布団に、伏せるように顔を埋める。
「しんどいね…、薬は？」
「…ある、飲む…」
「ん、かばん開けるよ」
一応ひと声かけて中を見ると、乱雑に、薬の箱が入っていた。
「和、これ、朝は飲んでない？」
いまは10時。
間隔は、最低でも４時間あけなくてはならない。
「…のんだ、けど、無理…」
痛い、いたい、と声を漏らす和に、よくよく聞けば。
薬を飲んだのは、今朝の８時すぎで。
昨日の仕事中も、何度か４時間を割って服用したらしい。
「わかった、とりあえず、ちょっと冷やしてみよ」
さすがにこれ以上、痛み止めを飲ませるのも、気が引けるし。
それほど痛かったんだろうから、怒るのもはばかられて。
薬以外で、なんとかしてやりたい。
翔さんが、医務室に行ってくれて。
貰ってきた冷えピタを、そっとおでこに貼る。
時折、けほけほと身体を揺らしては、眉間にしわを寄せていたけど。
そのうち、痛みが和らいできたのか。
背中を撫でる手に誘われるように、静かに眠ったようだった。
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あんず(プロフ) - ろんさん» なんて嬉しいお言葉…！ありがとうございます！泣 なかなか時間が取れずゆっくりになってしまっていますが、更新はさせていただいております。時々また覗きに来てくださると嬉しいです(*^^*) (2018年6月26日 20時) (
レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
ろん(プロフ) - ついに私の求めている風邪系小説が来た、、、、！感動！、、、と思いコメントさせてもらいました。数ある風邪系小説の中でも群を抜いてリアルさがあって、とっても素晴らしいです！今は更新はお休み中でしょうか？近いうちにまたお話アップされる事を願ってます！ (2018年6月25日 19時) (レス) id: ceeea28327 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 媽媽氏さん» うわあ！嬉しいお言葉ありがとうございます！リアルを追求するせいか推敲に時間がかかってしまって… そう言っていただけると報われます。ぜひまた覗きにいらしてくださいませ(*^^*) (2018年6月17日 1時) (レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
媽媽氏(プロフ) - 今まで見てきた風邪系の小説の中で1番リアル。ベタベタしすぎない、この距離感を忠実に描いてくれる人が今までいなかったけど、あんずさんは凄いです！ (2018年6月16日 16時) (レス) id: abcdf57d60 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます(*^^*) ゆっくり更新でお待たせしてしまって申し訳ないです… 頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年5月17日 1時) (レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2018年3月6日 18時
