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「ぁ、下がってるっ」
「うそっ」
「ほら、37.1度」
俺の頭のもやもやを拭うように、嬉しそうに体温計を見せてくる。
こっちまで嬉しくなって、頭をわしゃわしゃ撫でる。
「おぉ、微熱じゃん。よかったな」
「んふふー」
「どっかつらいとことかない？」
「もー平気ですよ」
「じゃあご飯食べて薬飲んで、しっかり下げちゃお」
「はぁい」
「潤がうどんくれたから、茹でてくんね。ちょっと待ってな」
「ん」
冷蔵庫にしまっておいた、うどんと出汁を取り出し。
一緒に入っていたネギとにんじんを、我ながら危なっかしい手つきで切り分けて。
茹で時間を確認しようと、袋の裏を見れば。
『お腹の具合悪いようだったら、30秒くらい長く茹でな』
乱雑な字が書かれた付箋が、ぺたりと貼り付けてあった。
「潤…」
やっぱあいつ優しいよな。
しかしあの可愛い柴犬くんを奪うのは許さんぞっ。
なんて思いながら、規定時間より30秒長く茹でる。
今はお腹の調子も悪くはなさそうだけど、消化がいいに越したことはないだろう。
少しふにゃっとしたうどんを器に盛り付け。
「にのー、できたよー」
寝室へと向かった。
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あんず(プロフ) - 泪さん…！嬉しいコメントありがとうございます！マイペースですがまた書きますので、ぜひお付き合いください(*^^*) (2018年2月26日 20時) (
レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
泪(プロフ) - 完結おめでとうございます！ここまでお付き合いできて嬉しいです( ´∀`)あんずさんの作品、まだまだ読んでいたいなぁ、と心の中で思ってます･･･笑 これからも、マイペースに頑張ってください！ (2018年2月26日 20時) (レス) id: 9987b4924d (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます。エピローグのようなお話がすこし続きますので、更新の際はまた読んでいただけると嬉しいです(^^*) (2018年1月18日 13時) (レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 更新とても嬉しいです！ありがとうございました(^^)ニノちゃん翔くんの温かい看病で元気になって良かったです♪また次の更新も楽しみにしております！ (2018年1月18日 6時) (レス) id: 15bef8530f (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - さくらさん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！ゆっくりですが更新していきますので、ぜひまたいらしてください(*^^*) (2018年1月6日 11時) (レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2018年1月3日 14時
