25ポン ページ27
東堂side
「悪い隼人、俺今日用事あるから鍵頼んでもいいか?」
新開「あぁ、もちろん。」
「じゃあお先に。」
部室の扉を一番のりで出て、学生寮にむかってロードをはしらせていると、女子寮の前で可愛らしい格好をしているAちゃんと会った。
「Aちゃん、」
薄暗くなった空の下で声をかけると、大げさに肩をビクッとして目を見開かれた。
A「と、東堂先輩っ!!
…もう部活終わったんですか?」
「あぁ。ついさっきな。」
A「お疲れ様です。」
「ありがとう。Aちゃんは誰か待っているのか?」
A「えっ、」
何気なく質問したつもりだったが、Aちゃんは顔を真っ赤にさせて、あのとかその。とか口をモゴモゴさせて答えなかった。
…へぇ。これはもしかして俺が望んだ展開になってるんじゃないか?
「黒田とデートか?」
A「へぇっ!?」
あれ、違ったか。
予想が外れたな。
A「ま、まさか!!!なんで雪ちゃんと…、」
「?好きなんだろう?」
A「わ、私が?」
「Aちゃんが、黒田のこと。
てっきり好きなのかと思ってたよ。」
A「何を根拠に…。」
「周りから見れば一目瞭然だよ。
Aちゃん、黒田に見せる顔と俺たちに見せる顔では全然違うからな。」
A「そんなこと…、」
「まぁそういうのは本人だとなかなか気づかないものだからな。笑」
A「……。」
「黒田はモテるから気をつけろよ。
ぼーっとしてる間に彼女ができてしまう可能性もあるからな。」
A「…わかってますよ。」
「じゃあ頑張れよ、デート。笑」
A「東堂先輩の意地悪…。」
「ははっ、またな。笑」
降りかけたロードに再びまたがり、さっさと男子寮にむかう。
「(黒田もなかなか積極的ではないか。)」
不思議と足取りが軽くて、鼻歌なんかを唄いながらこいでいった。
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ウウ - ユキちゃん可愛いです!修学旅行とかも見てみたいです! (2016年5月24日 20時) (レス) id: b2e278142f (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 楼羽さん» 楽しんでもらえて良かったです^ ^黒田くんなかなか書く機会がないのですがぜひまた書いてみたいと思いますのでその時はどうぞよろしくお願いします^ ^ (2016年2月23日 1時) (レス) id: 0ea654eb96 (このIDを非表示/違反報告)
楼羽(プロフ) - バレンタイン編とっても嬉しいです!流石でした...黒田落ち作品が少ないのが残念だったのですが、あんずさんの黒田落ち作品に出会えて良かったなー!と時たま思います!これからも読まさせていただきます! (2016年2月15日 9時) (レス) id: e3b315eed7 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 雨宮ゆずさん» ありがとうございます。黒田くんはあまりキャラが掴めてないのですがそう言っていただけると励みになります^ ^また黒田くんを書く機会があればぜひ読んでみてください^ ^これからもよろしくお願い致します。 (2016年2月15日 7時) (レス) id: 0ea654eb96 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮ゆず(プロフ) - あんずさん書くゆきちゃん本当に大好きです。ゆきちゃんは結構恋のライバル的なキャラで登場するのが多いので、もっとゆきちゃんに幸せになってもらいたいですね。笑またゆきちゃんの作品を書いてくださること、祈っています! (2015年9月26日 3時) (レス) id: 4206094240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2015年7月18日 17時