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ーー翌日。


表面的にはいつもと変わらない朝を過ごして自宅を出てきたが、実のところ昨晩はほとんど眠れなかった。


大「ふぁ..........ねみぃ」


今日はダンスレッスンと取材だけの予定だし、収録とかロケみたいな露出の仕事が入っていなくて助かった。


肌の色が白いせいか不調がモロに顔に出やすくて、寝不足だとメイクさんに迷惑かけちゃうんだよね。


タクシーでダンススタジオまで行くと、寝不足で重いまぶたを擦りながらレッスン部屋に入っていった。













大「はよーっす」


康「おっ、さっくん。おはよーさん!」


辰「おはよう、佐久間」


照「なんか眠そうだな。昨日は夜更かしでもしたのか?」


大「ん〜.........ていうか、あんまり眠れなかった」


翔「お前のことだからどうせ深夜アニメても観て寝不足なんだろ。肌にも良くないし、ほどほどにしとけよ〜?」


涼「目の下にちょっとクマが出来てるよ。今日は撮影がなくて良かったね」


宮舘が心配そうに顔を覗き込んできて、その優しい言葉につい寝不足の原因を愚痴りたくなってしまう。


ーーそりゃあまぁ、女性に対して脇が甘かった自分が悪いんだし、仕方ないんだけどさ。


大事な奥さんがこちらの業界に入ろうとしてるのに、それを快く許可するなんて無理な話だ。

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作者名:anzu | 作成日時:2023年2月6日 17時

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