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初めまして、ドンブリです。 ページ1

こんにちは。初めまして。
ひとくふう荘のペットのドンブリです。
犬です。種類は柴犬っていうんだって。

うちはおっきな木造の二階建て。
昔、下宿屋さん?をしてたとかで、一階が玄関とお部屋が7つ。お風呂とシャワー室もあるよ?
2階がお台所とベランダ。山の上の一軒家だから、眺めが良くて気持ちいいの。山の斜面を利用して2階からもお外に出られるお家だから、僕は大抵2階のベランダにいます。


今は…えと、タマって呼ばれてるからタマさんね?タマさんとガヤさんの2人と住んでます。でもね、もうすぐまた増えるって!どんな人がくるのかな…どき.どき。


うちの家は僕のお父さんが昔から住んでたんだけど、違う所…シセツ?に住むことになって。孫のタマさんがもう一人の孫のガヤさんやお友だちと《りのべーしょん》して住むらしいの。2人は従兄弟同士なんだよ!

何故かしばらくもう一人のちっちゃい兄さんのとこに預けられて帰ってきたらすっごく綺麗になってて、段差とかも少なくなっててびっくりしちゃった。
お部屋もたくさん作って、友だち呼んで住むんだって。僕のこと嫌いな人がいないといいな。


あのね、実はちっちゃい兄さんの奥さんが犬アレルギーとかで、僕を触るとかゆくなるから長くは居られなかったんだ。
でもね、ご飯くれたりお散歩は奥さんと行ってて、最後の日には泣きながらナデナデもしてくれたから、僕のこと嫌いではなかったんだよね?なんかすぐに泣きながらお手手洗ってたけど。


あ、タマさんたちは大丈夫。僕のこといっぱい撫で撫でしてくれる。
なんか分かんないけど、お父さんが僕のお散歩に行けないくらい歩けなくなったの。でね、タマさんに僕を譲るって。お父さんとのお別れの日は僕もお父さんもいっぱい泣いた。タマさんも泣いてた。

タマさんは時々お家に来て、僕のお散歩行ってくれたり、洗ってくれたりしてて、僕のことも知ってくれてるから、安心して任せられるって、お父さん言ってたの。
たまにシセツへ連れて行ってくれて、お父さんにも会えるから、僕、寂しくないよ!
だから、お友だちとも仲良くなりたいんだけど……。



あっ、ぴんぽん鳴ったよ!?
新しいお友だち来たのかなっ??

タマさんとガヤさんがニコニコしながら走って行った!僕も行こ!


『いらっしゃ〜い!』
『今日からお世話になります。』
『待ってたよ〜!』

段ボールのおっきな箱を抱えてるから、僕からはお顔が見えない〜っ。
でも、僕の知ってる人たちかも?

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作者名:みあん | 作成日時:2021年10月3日 15時

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