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鳴り響く銃声とミスマッチングな歓声にある男は追われていた。
全く身に覚えのない罪は、されど確かに「罪状」としてそこに存在しており、それはいとも簡単に男の社会的な立場を飲み込んで最底辺まで押し流した。
「ひっ！」
日頃生きている中で経験した事がないくらいに近距離からの爆発音に思わず情けない声が漏れ出る。
勝手に作られていた遺書と、目隠しされたまま載せられた車。
直接手を下さなくても1度入れば普通の人間は勝手に殺される反政府勢力の集まりの街！
…ってか一研究員に大袈裟な処置しすぎじゃない？
そんな疑問はすぐに吹っ飛ばされるくらい、まさにこの世の地獄を見た気分だ。
こんなところで死ぬの？正気？いや結局よくわかっていない罪を着せられた時点で何となく、何となく死の予感はしていたけど！
それでも死ぬところくらい選ばせてくれ！
こんなところで死ぬくらいなら、まだ刑務所で極刑を受ける方がマシだ！
そう叫んだのはいいものの、早々に財布はスられ、時計は盗まれ、チンピラに殴られ、携帯端末を奪われ、臓器目的の輩に殺されかけて…
流石にここまでくれば命の終わりも察せられる。
あぁ、こんなマジで頭のイカれている「街」で一生終えるのか。
来世は普通に平和に暮らせますように…
朦朧とする意識の中で「面白そうじゃん、君！」という誰かの声と引きずられる感覚だけを感じ取って、男は意識を失った。
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ゆづ - 待ってました！本当に好きです！これからも頑張ってください！てか、このシリーズで文庫版が欲しいです！そのくらい好きです！(もし辞めることにしても、消さないでくださいね)いつも元気をもらってます。ありがとうございます (2020年8月26日 14時) (
レス) id: deb2d46d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年8月22日 15時
