【Undertale】あーっ…もしかして私転生しちゃった感じ？

＊なな ページ8

後ろから、高くて可愛いらしい声が聞こえた。少し幼さも残っている印象だ。

アンテのキャラには声がついていない。だが、今の私にはこの声の正体が誰なのかすぐわかった。1人しかいない。

｢……！？｣

慌てて後ろを振り返る。

フラウィ｢やぁ！ボクはフラウィ。おはなのフラウィさ！｣

可愛らしい小さなお花が、愛らしい笑顔でこちらに話しかけてくる姿が目に入った。

フラウィ｢キミは……｣

(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい)

ほ、本物だぁ……!えっやばい声かわいいすぎる…アンテって声着いてないけど、もし声着いたらこれしかないって感じすぎてやばい…！めっちゃ可愛い…!笑顔が可愛すぎる…例えあの笑顔が全て嘘だとしても、守りたいその笑顔……!(中略)

フラウィ｢知らないでしょ…って聞いてる？｣

｢はいっ……！！！！｣

大好きなゲームに出てくる、大好きなキャラ達……その1人であるフラウィと実際に会えてしまった事実に感極あまる。

段々と目頭があつくなっていく、悲しいわけでも怖いわけでもない、ただただ嬉しいという感情が、涙になって現れてしまった。俗に言う、嬉し泣きというやつだ。

涙がどんどん溢れだしてくる、止まる気配はない。

フラウィ｢ちょ、ちょっと！なんで泣いてるの！？｣

フラウィ｢ボク キミに対して、何もやってないだろ！？泣き止んでよ！ボク泣き顔は嫌いなんだけど！｣

異例の自体に焦っているフラウィを、可愛いなと思いながら呑気に眺めていた。

突然、聞き覚えのない声が聞こえた。

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???｢誰かいるの…？｣

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