『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート11 (ページ41)

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wom bat 13 ページ41

ハーツ「デカガキ」

ラミア「はい」

ハーツ「ドアを開けてこい」

ラミア「《雪崩込みますけど》？」

ハーツ「《それでいいんだ》
行ってこい」

ラミア「了解です」

そういうと素早く移動し

ガチャッ

ドタドタドタッ

ドアを開けると
覗き見していた兵士達が崩れ落ちる

『ふっ・・・！』

ウォン「っ！」

それを気にもとめず2人は試験を続ける

ハーツ「てめぇら
全員正座しろ！
そんでコイツらの姿しっかり目ん玉に焼き付けろ！！」

兵士「は、はいっ！」

思わず返事をする兵士達

ラミア「・・・」

そんなヤツらを無感情のまま見つめたと思うと
ハーツの元へ戻るラミアだった

それから10分経過する

最初は黙っていた兵士達はコソコソ言い出す

《なんてスタミナだ》

《子供なのに威力が強い》

《ウォンもなかなか倒れない》

『っ！』

ウォンに蹴りを入れるが外れるルルーノ

ウォン「っ！」

反撃しようと拳を振るうウォン

『誰が反撃してもいいと許可したっ！』

その拳をスルりと避け

ガッ

拳を真上に蹴り上げ

ゴッ

空いた脇腹に重たい一撃を食らわすルルーノ

ウォン「ゴホッ！」
ウォン(今まで1番重い蹴り！
スキが出来たと思って体が勝手に動いちまった)

思わず咳き込みしゃがむウォン

『・・・』

ただただウォンを見つめるルルーノ

ラミア「終わりですかね」

動けなさそうなウォンを見て言うラミア

ハーツ「バカ言え・・・

《これからだ》」

ラミア「！

・・・それは・・・
《楽しみですね》」

ウォンを信頼し《まだ耐えられる》と言うハーツの目に
たった2ヶ月で信頼に至るまでに成長したウォンをワクワクしながら見るラミア

ハーツ「まだ5分も残ってんだ
そろそろ《限界突破》すんだろ・・・」

ラミア「限凸・・・だと・・・」←

より目を輝かせるラミア

ウォン「はぁ・・・っ・・・」
ウォン(師匠からの蹴りくらった所
まだ痛てぇ・・・

こんなんでへばってどうする・・・

こんなんで師匠の1番弟子なんて名乗れねぇ・・・
あのデカいガキに負けちまう・・・

俺は《アイツ》を見つけるまで《兵士として死ねねぇんだ》

死にたくねぇんだ
バカ野郎！！！)

フラフラと立ち上がるウォン

ラミア「相当、精神的にも肉体的にもやられまくっていますが？
それでも限凸するんですか？」

ハーツ「デカガキ
ウォンの目をよく見ろ

《まだ死なねぇ》っつー顔してんだろ

あぁなった人間は誰にも止めらんねぇ
生きて生きて生きまくるんだ」