『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート11 (ページ39)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:7,564 hit

wom bat 11 ページ39

『オッサンになったね』

ハーツ「ぁ？」

『いだだだだだ！！！

もう《おにちゃん》なんて呼べなくなったね
って意味だよォ！！！！』

ほっぺをつねられながら言うルルーノ

ハーツ「・・・チビと出会って2年
チビが消息をたって20年
そりゃ、歳もくうか・・・

強くなったなルルーノ」

『！///

ぜ、全然強くなんかないし///』

名前を呼ばれ照れるルルーノ

ハーツ「俺はな
ルルーノ、お前にブイアン流を本格的に伝授しようとしてたんだぜ？」

『一子相伝
じゃなかったっけ？』

ハーツ「まぁそうなんだけどよ
師範から受け継いだもんはデカくて
今の俺ですら扱いきれてねぇ
今のルルーノにならきっと・・・」

『いやよ』

ハーツ「・・・そういうと思ったぜ・・・」

優しく苦笑いするハーツ

『一子相伝なんだから
さっさと結婚して子供産みなさいよね』

ハーツ「・・・じゃぁ
俺の子産んでくれっか？」

真剣な目でルルーノを見るハーツ

『・・・今のおにちゃんは嫌ね』

ハーツ「じゃぁいつだったらいいんだよ？」

『20年前のおにちゃん』

ハーツ「・・・なんでだよ」

『今は苦しそうに若手を指導しているから

昔は楽しそうに指導してくれてたのに』

ハーツ「それだけか？」

『それだけよ

好きな人には・・・
《初恋の相手》には昔も今も
心から笑っていて欲しいものよ』

ふわっと笑うルルーノ

ハーツ「はつ・・・こぃ・・・？///」

思わず照れるハーツ

『人間が怖すぎて外に出られなかった時に
首根っこ掴んで
あっちや、こっちや、そっちに連れ回したのは誰よ///

ヒソヒソ喋ってた相手に
《言いたいことがあるなら大声で言えよ！》って
大声で叫んでたのは誰よ///

《白髪と赤髪で異端なのは一緒だ
俺も同類だ》
って言って抱きしめてくれたのは誰よ///

そんな事されて6歳の少女がトキメかないわけないでしょっ！///』

ハーツ「ぁー・・・///」

そんな事もあったな・・・
といいながら赤い顔に手をやるハーツ

『あの時
この言葉言われてたら
コロッと《はい》って返事してたわよバーカ！///

もぅ遅いんだからね！///
今はもぅ身も心もリヴァイの物なんだからね！！///』

ハーツ「んなこた・・・見てたらわかるってんだよ・・・///

だがなルルーノ
あの歳でお前にプロポーズなんかしてみろ
俺は《ロリコン》のレッテル貼られてたぞ

いや、今も気持ち変わんねぇから《ロリコン》だとは言われそうだがよ・・・///

つか、お前が何処にもいかずに大人になってたらだな・・・(ゴニョニョ」