『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート11 (ページ36)

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wom bat 8 ページ36

ウォン「これからのご指導・・・よろしくお願いします」

深深と頭を下げるウォン

ハーツ「死ぬほどキツイぞ？」

ウォン「半分死にそうになって
このザマです

それに《師匠より怖いものはない》と
自分は思っているので」

リヴァイ「その師匠の師匠だぞ」

ウォン「ぁ・・・」

ハーツ「俺は弟子をとった覚えはねぇ
しかもこんなちんちくりんなんかな」

ビシッ

『ほごぉ！？』

デコピンをくらうルルーノ

ウォン「師匠・・・(苦笑)

でも、自分は決めたんです
《調査兵でい続ける事》を
そのためなら地獄にでもなんでも
行く覚悟ですよ」

その目は揺るがずハーツを見る

ハーツ「ハッ
《地獄》たぁいい例えだな

師匠が垂らした蜘蛛の糸
しっかり握って離すなよ」

ウォン「はいっ！」

そういい
残っている右手で敬礼するウォンだった

それから2ヶ月後

ウォン(もうそろそろ2ヶ月になるか
その間、師匠は見にこなかったな・・・
まぁ忙しい人だから仕方がないか

それとも、あれか
ライオンだかヒョウだかの
我が子を崖から突き落とす的な・・・そんな感じか)

そんな事を思いながら昼食をとるウォン

『《可愛い子には旅をさせよ》という言葉があってだね』

ウォン「ゴブゥッ！？」

ヌッと反対側の机の下から顔を出すルルーノ
思わずむせるウォン

？「なにいってやがる
毎日見に来てたくせによ・・・」

ウォン「ハーツ隊長・・・？
え？毎日？え？は？」

後ろに立つハーツに驚きもせず
むしろ別のことで驚くウォン

『はっはっはっ！
私の気配に気づかないとは！
まだまだだね！』

ドヤ顔で
長椅子の上に膝立ちで仁王立ちするルルーノ

ハーツ「あーまだまだだな」

ウォン「ぅ・・・すみません・・・」

ハーツ「いや、お前じゃない
お前は俺との訓練に夢中になりすぎて
気づいていなかっただけだ

ルルーノは窓の外からめちゃくちゃ目を見開いて見てたぞ」

ウォン「・・・」

うわぁ・・・
と言う目でルルーノを見るウォン

『私は
ウォンさんが泣きながら訓練しているんじゃないかなって思ってね！心配してね！！』

？「それは貴女が書類整理する事から逃げているからではありませんか？」

ルルーノの後ろからヌッと出てくる

ウォン「お前・・・《ラミア・スケルト》・・・」

ラミアを指さしながら言うウォン

ラミア「どうも、フルネームでありがとうございます。ウォン隊長」

ぺこりと頭を下げるラミア

ウォン「今は隊長じゃねぇよ
ただの兵士だ」

堂々と言うウォン