『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート11 (ページ33)

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wom bat 5 ページ33

ウォン(《私がハゲを説得するから
口出ししたら特訓させないからね！！》
と言われたから
口を挟んだら本当にころっと殺されそうだな・・・)

ぅーむ
と顔をしかめるウォン

ハーツ「ん？
お前・・・この前のガキの対人格闘技の時の・・・」

ラミア達の入団テスト時
1人だけ《何か》が違った男を思い出すハーツ

ウォン「ぇ？」

なんの事か分からないウォン

『そう！！その子だよ！！！』

ガバッと立ち上がるルルーノ

ウォン「？？？」

ますますわけが分からないウォン

ハーツ「・・・

わかった
コイツだったら見てやらねぇ事もねぇ」

『やったぁ！』

グッと親指を立ててドヤ顔するルルーノ

リヴァイ「さっきまで駄々っ子だった奴が何言ってんだ・・・」

『説得よ！！』

ハーツ「床の掃除だろ」←

『説得だよぉ！！！』

またギャーギャー言い合いを始める2人

ウォン(よくはわからなかったが・・・
俺はこの人・・・師匠の師匠に稽古を付けてもらえる事になった・・・のか？)

頭の中を整理するウォン

リヴァイ「てめぇ
あん時なにかやったのか？」

ウォン「あの時・・・入団テストの時ですか？
いえ、俺はなにも
外から見た師匠の対人格闘技を見るのに必死でしたから・・・」

ハーツ「師匠《せんせい》だぁ・・・？

ガキがそう呼ばれんのは100万年はえぇんだよぉ！！！」

そういい1本背負いをするハーツ

だったが

ヴォン・・・
ドシンッ

『・・・ぁ』

背中に地面を書かき着けられる前に足をつき
逆にそのままハーツを1本背負いするルルーノ
その顔は絶望に満ちていた

ハーツ「・・・
よぉしわかった・・・」

ゆらりと立ち上がるハーツ

『・・・』

あ、これ死んだな私・・・
と言いたげな顔をしながら硬直するルルーノ

ハーツ「そこのガキを《壁の外でも使えるように》基礎をつけてやる

ただし条件がある・・・」

『じょう・・・けん・・・？』

白目を向くルルーノ

ハーツ「《ここにいるヤツら全員地面に這いつくばらせれたら》
見てやるよ

てめぇのガキとそこのクソガキ以外の全員だ」

そういいながら
ウォンとリヴァイを見るハーツ

『えぇ！？』

驚くルルーノ

ウォン(師匠と言えど30人近くいる人間
しかも大柄な男達相手は・・・

・・・出来るな)

出来そうにないと思っていたウォンだが
ルルーノの顔を見て考え直す