『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート11 (ページ30)

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wom bat 2 ページ30

？「あの・・・」

ウォン「ぁ？
お前・・・師匠が連れてきたガキの1人・・・」

？「ラミア・スケルトです」

帰還準備をしていると話しかけられるウォン

ウォン「で、なんだ？
隊長でもある俺が片腕になったのを笑いに来たって訳か？
元憲兵さんよ・・・」

ラミア「いえ
ルルさんの弟子でもある貴方が
この様な状態になるという事は
《凄く頭の切れる巨人がいた》
か
《仲間を庇ってそうなった》
のどちらかと思いまして」

ウォン「・・・弟子・・・なぁ・・・
こんな無様な姿じゃ弟子失格だろ・・・」

悲しく笑うウォン

ラミア「・・・

もし、前者ならkwsk《くわしく》話を聞きたいところですが

後者なら

俺は貴方を尊敬します」

ウォン「・・・」

目を見開くウォン

ラミア「貴方はルルさんの・・・師匠《せんせい》の言い付けを守りました

《命を大事にしろ》を

それは
《自分の命》のことも指しますが
《仲間の命》の事も指しています

そして師匠は言います
《腕や足の1本や2本で仲間の命が救われるのなら安いものだ》と」

ウォン「・・・」
ウォン(コイツも・・・教えられたクチか・・・)

ラミア「考えるより先に
体が動いた
そんな所でしょう」

ウォン「あぁ・・・大正解だ・・・
お前の洞察力には手が上がるな
ラミア」

ラミア「俺は《大切な人を守る》時以外は
考えてしまうタイプなので
貴方の行動力には手が下がりませんよ
ウォン隊長」

ウォン「軽口叩きやがってwww」

柔らかく笑うウォン

ラミア「ウォン隊長
腕の事は・・・」

ウォン「俺から言うさ」

ラミア「わかりました

ウォン隊長はどうなさるんですか？」

ウォン「ぁ？なにがだ？」

ラミア「負傷した兵士がなる道は2つあります」

ウォン「あぁ・・・それな

・・・お前はどうして欲しい？」

にやりと
意地悪くラミアに問うウォン

ラミア「そんな顔をするという事は
もう心は決まっていそうですね

《安心しました》」

眼差しが少し柔らかくなるラミア

ウォン「頭の硬そうな人間かと思ったら
そうでもなかったな

さすが師匠だ」

ラミア「思った事を臆することも無く言う方が弟子とは

さすが師匠ですね」

ウォン「はははwww
お前本当に面白いな
ラミア・スケルト

名前、確かに覚えたぜ」

ラミア「ありがとうございます

では、俺はこれで失礼します」

ウォン「おう」

ウォンに一礼しその場を離れるラミア

ウォン「師匠・・・すみません・・・
こんな俺で・・・」

呟くウォンだった