『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート2 (ページ49)

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訓練兵調査46 ページ49

夕食を食べ終わり
ルルーノは馬小屋へ向かった

『やぁあくあ
来たよ・・・』

ブルブルブル
【やっときてくれた！】

馬は嬉しそうに頬ズリする

ルルーノはひとしきりブラッシングをする

『あくあちょっとまっててね』

フンッ
【わかった】

『やぁセスのお馬さん！』

・・・
【いきなりなんだ？このチビ】

馬はじっとルルーノを見た

『今日は乗せてくれてありがとう♪』

フンッ
【礼にはおよばん】

『いやいや～
ちゃんとお礼をしないとね！』

そう言いルルーノはブラッシングを始める

『セスの事どう思ってる？』

ブラッシングをしながら語りかける

フンッ
【なかなかいいやつだ】

フンッ
【《跳ね馬》と呼ばれた私を】

フーッ
【たやすく手懐けたのだからな・・・】

『へぇ～そうなんだ～
とっても頼れる人なんだね』

フンッ
【そうだなこの私が言うんだ間違いない】

フンッ
【他の者にも聞いてみろ】

フフンッ
【同じ答えが帰ってくるはずだ・・・】

『そっか
わかったよ！聞いてみるね！
はい！完了！
セスを守ってあげてね？』

フーッ
【当たり前だ・・・】

ルルーノは馬の言葉？を聞き
満足そうに次の馬のところに向かう

『やぁやぁ！ソーマのお馬さん！』

フンッ
【なんだ朝のチビか】

『今日はちょっと疲れたでしょ？
他のお馬さんも連れながら走ったから』

フンッ！
【オレにこなせねぇ事はねぇ】

馬はどや顔をする

『おぉ～！
かっこいい～！
ソーマは優しい？』

フーッ
【優しいけどバカだな！】

『www
馬にもバカにされてるソーマってwww』

フフンッ
【バカだけど頼れる男だ！】

『そっか！
それはいい事だ！』

フンッ
【あの《跳ね馬》の主もいい奴だぞ！】

『そうなの？』

フーッ
【夜になると俺たちをブラッシングしてくれるしな！】

『優しい人なんだね・・・』

フンッ
【ウチのバカの次に手綱を渡してもいいと思ってるぞ！】

『そう・・・
いい話が聞けてよかったよ！
これからもおバカさんを頼むよ！』

フンッ
【任せとけ！】

『よーし！綺麗になった！
じゃ、またね！』

フフンッ
【おう！機会があったら乗せてやらぁ！】

『ありがとう！』
『(まぁ無理だと思うけど)』←

ルルーノは次々に他の馬たちもブラッシングした
話しかけながら
丁寧に

その現場を他の誰かが見ていたとも知らずに

そしてルルーノは自室へ戻った