【あんスタ】☆毎日キラキラ短編集☆

☆朔間凛月☆　激甘【リク】part２ ページ21

主人公side

あ「ぅわっ！？」

凛月くんにいきなり呼ばれ、
腕を引っ張られたものだから
驚いた。

あ「起きてたのっ！？」

凛「・・・・・・。」


様子が変なので凛月くんの顔を
のぞきこむと、

凛「あんたが・・・。
　 あんたが最近、俺に話し
　 かけてこないから・・・。」

あ「えっ！？」

凛「知ってた、あえて話しかけ
　 ないようにしてるの。
　 見てた、わざと声をかけない
　 ようにしてたの。」

あ「・・・・・・。」

凛「俺のこと、嫌いなの？」


---ﾄﾞｸﾝｯ---

普段、あまり表情を変えない
凛月くんが---------

悲しそうに眉を下げている、

寂しそうに瞳を潤ませている、

それらを我慢するように唇を
噛みしめている-----

そんな凛月くんに大きく胸が
高鳴った。

ｷｭｯ、と凛月くんの手を握り、

あ「ちがうよ・・・。」

凛「・・・？」

凛月くんが悲しんでいる、
誤解をとかなければ・・・

苦しそうな彼の表情なんて
見たくない。

あ「あのね、私、凛月くんの
　 こと嫌いじゃないよ？
　 ただ、ちょっと冷たくされて、
　 どうすればいいのかが
　 わからなくなって・・・。」

凛「うん・・・。」

あ「零先輩に相談したの。
　 そしたら、しばらく離れて
　 みるのはどうか、って。」

凛「兄者に・・・？」

あ「うん・・・。勘違いさせて
　 ごめんね？」

凛「そっか・・・。」

ﾄｽﾝｯ、と私の肩に頭をのせる
凛月くん。

よかった・・・、とつぶやき
耳まで赤くしている。

夕日のせいでそう見えたんじゃ
ないよね？

くすぐったい気持ちで
いっぱいになる・・・。

凛「俺が冷たくあたったのは
　 照れ隠し・・・。
　 (人１)が好きで、素直に
　 なれなかったんだろうね。」

あ「っ・・・////！？」

凛「好きだよ、(人１)。
　 大好き。」

そう言って優しく笑う彼の
赤い瞳に見つめられ、
私の顔は彼の瞳に負けないくらい
真っ赤だろう。

口をぱくぱくさせることしか
できず、ショートしそうだ。

---ﾁｭｯ---

パニック状態の私の唇に
なんのためらいもなしにキスを
落とす凛月くん。

また優しく、嬉しそうに笑い
かけてくれる。

私を引き寄せて強く抱きしめて
くれる。




なんて幸せなんだろう・・・。




あ「私も大好きだよ、凛月くん。」

凛「/////うん。」




夕日が差し込む教室で、
時間を忘れた私たち２人の
影がもう１度重なった------







　

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