好きなんかじゃない! (ページ2)

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学校はたっちゃんと同じ高校なんだ。
ここは結構な進学校で
授業についていくのが大変…。

同じ高校行くってたっちゃんのこと好きなの？ってよく聞かれたけど
全くそーゆーのじゃないんだよね。
なんか兄妹みたいな感じかな。

学校が終わるとスーパーに寄ってから帰る。
今日は唐揚げにしよ～

ちなみに
たっちゃんママは
バリバリのキャリアウーマンで
夜遅くに帰ってきて朝も早いんだ。
たっちゃんパパは海外に出張中なの。

夕飯を作っていると
たっちゃんが帰ってくる時間をとっくに
過ぎていた。

──ミーティングでも長引いてるのかな？

夕飯を作り終えて待っていると
いつもよりも1時間ほど遅く帰ってきた。

「ごめん、遅くなった」
「おかえり、おつかれさま。」

ご飯を食べてから授業でわからなかったことをたっちゃんに聞く。
「そんなの先生に聞けよ…。」
って言うけど毎回教えてくれるんだよね。
正直、先生よりたっちゃんの方がわかりやすいの。笑

「じゃあね」
「ん、おやすみ」

終わったら家に戻る。

シャワーを浴びようと思ったら
♪ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ん？誰だろ…？

「はーい」
開けるとたっちゃんがいた。
「どしたの？」
「風呂壊れてさ…。借りてもい？」
「え!?うん、いいよ」

で、たっちゃんはシャワー浴びて帰ってった。
私もシャワー浴びて勉強してから寝た。