カルマと……5 ページ6
切り落とした短い触手と、それを見て固まる生徒。
「ヌルフフフフ、騙し討ちですか……。その手を使われるのは久しぶりですねぇ〜」
久しぶり？
俺以外に誰か使った奴がいたのか……
「俺の時以来じゃない？」
向こうの方から一人、俺の方へ歩み寄ってきた。
「俺は赤羽カルマ。よろしくねー」
「よろしく、赤羽」
「固いなー、カルマで良いよ」
「おけ、カルマな！ よろしく！」
第一印象は赤い髪の不思議な奴。
“俺の時以来”ってことは、コイツも騙し討ちをしたってことか？
……いかにも、イタズラ好きそうな顔してるもんな。
「彼方くん知ってる〜？ 職員室の冷蔵庫には、あのタコのジェラートが入ってるんだよ」
「へ〜…… それは良いことを聞いた」
ニヤッと二人の笑みが重なる。
「「今度一緒に食べようかー」」
おそらく、今の二人の頭には、悪魔のような角がはえていることだろう。
「ニュヤ！ 止めて下さいよ！ あれ買って来るのか大変なんですから！」
殺センセーのそんな言葉を聞いて、更に笑みを深くする俺たち。
「……あの二人は、ある意味名コンビになりそうだね」
なーんていう、渚の声は、今の俺たちには届いていなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷凛(プロフ) - メイティスさん» ご指摘ありがとうございます！ 修正させて頂きました。至らないところとかもありますが、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年3月21日 12時) (
レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
メイティス - 殺せんせー、二回初めましてをしているんですケド…(説明分かりづらくてすいません) (2017年3月20日 22時) (レス) id: fdc2e99061 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月鬼、蛍奏、夕立、空色 x他3人 | 作者ホームページ：http://123
作成日時：2016年5月12日 22時
