�� ページ22
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何日ぶりかに一緒に歩く帰り道。
うわー、わー……
やばい、やばいぞ僕!!
半端なく緊張して、せっかく一緒に帰ってるのにここまで会話なし。
やばい…
もうすぐ家に着いちゃうよ〜。
もし、今日Aちゃんが来てくれたらご飯に誘ってみようって決意したばかりだってのに、まだ誘えてないし。
ああっ、でも…
もうこんな時間だし、今誘っても迷惑なだけかも…
そ、それに…
僕と二人でご飯とか…い、嫌だよね…きっと。
今だって会話ないし、僕といたってつまんないかも…
……ううっ、僕のいくじなし!!
さっきから、何度も何度も言いかけるんだけど…
肝心な言葉が中々出てこずに
断られたらどうしようとか。
お腹空いてないかもとか
余計なことばかり頭を過って……難しい。
好きな子を誘うのって、世の男達はどうやってるんだろう…。
そんな時、最初に沈黙を破ったのは彼女の方だった。
『あ…あの…真くん。お腹…空きませんか？』
「えっ⁉」
『えっ、あ、あの…練習の後だし…お腹空いてないかなぁって…』
自分でも思った以上に驚いてしまって、Aちゃんもビックリしたみたい。
だって、まさに今考えてたことを見透かされたみたいに
ドンピシャリな会話だったから…。
「え、えと……空いた、けど…」
『あ、じゃあ…またコンビニで何か買ってきますね。何がいいですか？』
え、コンビニ…？
何処かで、期待してた。
僕が考えていたこと…もしかしたらAちゃんも考えていてくれてたのかもって。
まあ、そんな都合がいいことそうそうあるものじゃないけど。
Aちゃんはただ、ちょうどコンビニが見えて。
本当にお腹が空いたから言ってくれたんだよね。
僕みたいに下心があるわけない。
そんなの当たり前で、分りきっていたこと。
でも
本当に、いいのか？僕…
今誘えなかったら、きっとこの先も一生誘えないと思う。
このタイミングはチャンスなんだ。
此処で男にならなきゃ、いつなるんだ!!
気づいたら、コンビニに向かおうとする彼女の腕を掴んでいた。
『ま、真くん…？』
「…………ぼ…僕、は…コンビニじゃなくて…」
不思議そうにするAちゃん。
緊張で、手汗が凄い…。
こんなの、引かれるレベルだよ。
だけど―――――…勇気を出すんだっ
「もし、よかったら……ぼ、僕と一緒に……ご飯、食べに行かない？」
一生分の勇気、出し尽くしたかもしれない。
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ゆめ(プロフ) - 若草さん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)同担様にお会いできるのはとても嬉しいです。私もスバル君と真緒くん大好きなので(//∇//)更新が遅くてお待たせしてしまうかも知れませんが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年9月21日 19時) (
レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
若草 - 作者様の丁寧であたたかい文章と作品の雰囲気がとても好きです!私もトリスタが好きなので(同担拒否でしたらすみません)、スバル君と真緒君、本編の方も楽しみにしています!長文失礼しました。更新頑張って下さい! (2017年9月21日 18時) (レス) id: f7431038ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - かわいさん» コメントとご指摘ありがとうございます！直しました。亀更新ですが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年8月9日 11時) (レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
かわい - 面白かったです！一番右のお星様押しておきました！真くんは游木くんではなく遊木くんだと思います！ (2017年8月7日 18時) (レス) id: 36044e2c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時：2017年6月4日 23時
