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何故彼女がここにいるのか。
氷鷹くん達と帰ったんじゃないのか。
そんな疑問が頭に浮かびながら、ぽけ〜と彼女を見ていたら、流石に不審がられた。
『………あの、真くん…？』
「え⁉あ、ご、ごめん！いや、ビックリして…
先に帰ったと思ってたから…」
慌てて言い訳をする僕を見て、彼女はふふ…と笑みを浮かべた。
最近、特に彼女はよく笑うようになった。
【Ｓ１】に勝利したあの日から…
彼女の中でも、何かが吹っ切れたみたいに。
『帰ろうと思ったら、教室に忘れ物をして。
取りに戻ったら、なずな先輩がこの前の【Ｓ１】の録画映像を見せてくれて。
思わず見入ってたらこんな時間に…
真くん、自主練するって言ってたからまだ残ってるかなってちょっと様子見に来ただけだったんですけど…』
そこまで言うと、彼女は一息入れて少し照れ笑いを浮かべた。
え、何でそこで照れるの⁉
って、思ったんだけど。
……いや、まさか…予想外だったよ。これは…
『―――あまりにも、ダンスの練習してる真くんが真剣で…カッコよくて。
思わず魅入ってしまってました…』
………っ‼?
ーーーーえ、これって夢？僕の妄想？
僕、とうとう起きたまま夢見る技まで身に付けたのかな。
流石僕の眼鏡！
最強のアイテムだね☆
って、違う違う！
夢だったら目を覚まさなきゃ。
……ちょっと覚めるの勿体無いけど。
起きろー、僕！こんなところで寝ると死ぬぞー‼
「いだだだだだ‼」
『え、真くん⁉だ、大丈夫ですか⁉』
思いっきりほっぺたをつねったのに、痛かった。
うぅ…ほっぺがヒリヒリするよ…
痛いってことは……夢じゃない？
夢じゃないってことは…………現実？
………僕…明日天に召されるかも知れない。
ああ、でも…これが現実ならそれでもいい。
人生に一回でも、こんな幸せな気持ちになれたんだから〜…
『………あ、の…真くん？
さっきから挙動不審ですけど、どうしたんですか？』
「……………あ…ご、ごめん。思わず生死の境を彷徨う所だった」
『え⁉』
「ああ、いや…何でもないよ！
……ねぇ、さっきの言葉…もう一回言ってくれない？
よく聞こえなかったからさ」
『っ………もう…意地悪ですね…
そんなこと……何回も言わせないでください…』
ーーーっ…か、可愛すぎる…‼
目を潤ませて、頬を赤く染めて恨めしそうに僕を睨んでくるけど。
そんな顔しても男を煽るだけだから‼
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ゆめ(プロフ) - 若草さん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)同担様にお会いできるのはとても嬉しいです。私もスバル君と真緒くん大好きなので(//∇//)更新が遅くてお待たせしてしまうかも知れませんが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年9月21日 19時) (
レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
若草 - 作者様の丁寧であたたかい文章と作品の雰囲気がとても好きです!私もトリスタが好きなので(同担拒否でしたらすみません)、スバル君と真緒君、本編の方も楽しみにしています!長文失礼しました。更新頑張って下さい! (2017年9月21日 18時) (レス) id: f7431038ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - かわいさん» コメントとご指摘ありがとうございます！直しました。亀更新ですが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年8月9日 11時) (レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
かわい - 面白かったです！一番右のお星様押しておきました！真くんは游木くんではなく遊木くんだと思います！ (2017年8月7日 18時) (レス) id: 36044e2c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時：2017年6月4日 23時
