▼encounter_出会い ページ1
まどか「えっ、あの巴先輩に呼び出された!?」
『う、うん…。なんか巴さんからこんな手紙が入っていてね…。』
朝、学校にくると机の中に白い封筒が入っていた。
文通なんてしていないし、お礼を言われるようなこともしていないし、
手紙をくれそうな友人も特に見当たらないし、机間違えたのかな?…と思ったのだが
"Dear 2-A 花村様"
"From 3-S 巴日和"
としっかり自分の名前、そして相手の名前も書かれている。
まどか「わーっ、ほんとだ!しっかり雛ちゃんの名前が書いてあるね。」
『うん…でも私、特に直接会ったり話したりしてないし心当たりもなくって。
いきなり手紙で呼び出すって、ちょっと怖いというか…。』
まどか「あの超絶大人気アイドルEdenの巴日和先輩から直々にお手紙貰うだなんて、
雛ちゃん凄いよ!もうこれは間違いなく…」
「あの、委員会もうそろ始まるんすけど…行かなくていいんすか?」
まどか「わわ!委員会すっかり忘れてた…!ありがとう漣くん、今準備して向かうね!」
振り向くと、同じクラスの漣くんが不機嫌そうな顔で話しかける。
ん?なんか私、凄い見られてる…?
『あの…私なんか、しました…?』
漣「いいや、何もないっす…」
雛ちゃんまたね!!ファイト!と手をブンブン振りながら、
まどかちゃんは漣くんを追いかけてバタバタと遠くに行ってしまった。
"巴日和"さん…
人気アイドルグループEdenのメンバーのひとり。Eveというグループでも活動している。
もうそれはそれは大人気で最近はTVでも雑誌でも色んなところで見かけるくらいだ。
"はじめましてだねっ!放課後、7Fのレッスンルームに来てね!待ってるよ☆"
手紙の内容はこれだけ…。
用件も書かずに呼び出しって…失礼な人。
本当に行くべきか無視するか悩んだ。
でも、あのEdenのメンバーに呼び出されて無視したらどうなることか…
『ふぅ…7階のレッスンルームね』
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作者名:いつき | 作成日時:2020年5月3日 23時