六奇人目の秘密

Episode22 ページ32

司「お話し中ずっと気になったのですが、なぜ"予言者"と呼ばれていたのですか？」

説明してなかったっけ？
お話のなかで言ったような言ってないような？

まあいいや。

『説明しよう！僕は未来を見る能力がある。当たらなかったのは、五奇人討伐の時の一度きり』

この発言で、僕に特別な力があるように見せれただろう。

瀬名「ちょっとぉ〜？かさくんに間違った情報教えないでくれる？」

いずみん先輩がいるの忘れてた。
カッコつけようと思ったのに...。

『いずみん先輩！せっかく僕がカッコつけてるのになんで邪魔するの！？』

瀬名「はいはい、いったんAは黙っといてねぇ。こいつのは別に特別な能力がある訳じゃないよ」

それぞれが驚いた顔してる。
これからもっと驚くこと言われるんだもんね。

全員がいずみん先輩の次の一言を待った。

瀬名「予言がほぼ当たるってことに関しては間違ってないんだけどねぇ。一番驚くのは予言の仕方。
だって"Aの予言は全部計算でできてる"んだから」

言われてしまった。
カッコつけたかったのに。

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