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「ところで殺⋯魚キングは水に入らないの？」
「い、いや先生今日のプールは焼きに来ただけだし」
「真夜中だよ今
入らなきゃ彼女に泳ぎ教えらんないよ」
『そーだそーだ
昼間はあんな偉そうな事言ってたくせにー』
殺せんせーが泳げるか泳げないのか。
今後の暗殺で重要な事だからしっかり見極めておかないと。
「それもそうです
では入りますか」
「えっ⋯」
躊躇なく水に入った！？
やっぱり泳げるの？
「さて、まずは基本のけのびから」
そう言って水の中からでてきた殺せんせーは変な魚の格好をしていた。
てかそれけのび！？
「この時のために開発した先生用水着です
完全防水でマッハ水泳にも耐えられます
数々の秘泳法をご覧あれ」
そう言い殺せんせーはしっぽを使い、バタ足？のような動きを始めた。
すると水がものすごい勢いで流れ始めた。
⋯てかそれよりも
「水着とかズルいよ魚キング！！」
「そーだよ！！
生身で水に入れるかどうか見たかったのに！！」
『そーだそーだ！！
脱げ脱げ！！』
「入れますよ生身でも」
『⋯え？』
「水に⋯生身で入ってる？」
「⋯いや違う
マッハで周りの水を掻き出してる！！」
『何それ！？そんなのあり！？
ズルいでしょ！！』
その間にも水の形はまた変わり、海のように波が出来ていた。
私達が殺せんせーの事を見ている間もメグちゃんは心菜に泳ぎを教え続けた。
「知識だけ身につけてもダメですよ
朝まで死ぬほど泳いで⋯魚のような流麗な泳ぎを身につけましょう」
うわぁ⋯流石マッハ20。
人間の体育を教えるには向いて無さすぎる。
その後、メグちゃんから無事心菜が泳げるようになったと言う事を聞いた。
「これで彼女に責任は感じませんね片岡さん
これからは手を取って泳がせるだけじゃなく⋯あえて厳しく手を離すべき時もあると覚えて下さい」
「はい
こも突き放す時あるもんね」
見事無事に解決か⋯。
まぁ結局殺せんせーが本当に泳げないのかわかんなかったけどね。
そう渚君とカエデちゃんとアイコンタクトをした。
その後私達は殺せんせーからのカミングアウトを受ける。
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年1月30日 3時
