水泳の時間 ページ47
私達はその日の夜中に心菜？をE組の裏山の沢までベッドのまま連れてきた。
ここは魚の国の設定でもちろん皆魚っぽい服装をしている。
私と渚君とカエデちゃんは水遊び中。
「⋯どこここ⋯？
⋯ああ夢か⋯」
おっ！目覚めたみたいだね。
「目覚めたみたいだね
えーとこ、ここは魚の国！！
さぁ私達と一緒に泳ごうよ！」
「⋯あんためぐめぐに似てない？」
「⋯違うし、めぐめぐとか知らないし
⋯魚魚だし」
「何その居酒屋みたいな名前！？」
さっそくちょっと怪しまてるなぁ⋯。
「堂々と魚を演じなさい片岡さん
夢の中だと思わせなければ我々の行為はちょっとアレなのです」
『⋯そうだよメグちゃん！
犯罪だから頑張って！』
これくらい釘を刺しておけばいいだろう。
『私の名前は魚美』
「僕の名前は魚太」
「私の名前は魚子だよ」
「魚子は魚なのに浮き輪なの！？」
「そして私が魚キング
川を海を自在に跳ねる水世界最強のタコです」
「タコかよ！！」
「素晴らしい連続ツッコミ
良い準備運動になってますね」
そのまま殺せんせーは髪の毛を結び、ストレッチをさせ、水着に早着替えをさせた。
「そして入水！！」
「ぎゃあ！！」
そしてそのまま強引に水の中に入れた⋯。
水が怖いって言ってるんじゃなかったけ？
殺せんせーも強引なんだから。
「みっ水ゥ！？」
ほら見てみろ、少し焦ってるじゃん。
「落ちついて心菜！そこ浅いから
泳げるようになりたいんでしょ？
少しだけ頑張ってみよ！！」
「いっ今更いいわよ泳げなくて！！
それを逆手に愛されキャラで行く事にしたし！！
泳げないって言っておけば⋯アンタに似てる友達が私の言う事何でも聞くし！！」
やっぱりそういう事ね。
メグちゃんの気も知らないで⋯。
「⋯はい、いいから歩く歩く！！
もっと体を温っためなくちゃ！」
「なっ⋯なによぅ魚の分際で！！」
ちょっとあの心菜っていう娘に文句を言いたいところだったけどやめた。
だってこれはメグちゃんが頑張らないといけない事だから。
それにもっと大事な事あるしね。
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年1月30日 3時
