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突然現れた殺せんせーはニヤァと笑った。
まずい⋯。
水殺を狙ってる事を悟られちゃいけない！！
どうしよう！？
「殺せんせーさぁ⋯巨乳女優の田出はるこにファンレター送ったでしょ」
「にゅやッ、なぜそれを！！？」
焦っていると渚君が見事に話題をそらしてくれた。
「机の中見ちゃったんだ
ずいぶん考えて考えて書き直したやつがあったね」
「ひいいッ
まさかアレらを読んだんですか！？」
「「あなたを見ると私の触手が大変元気になるのです」とか普通に見たらセクハラだよね
教師が送ったってバレたらどうなるかな」
えっ⋯殺せんせーそんな事書いちゃうんだ。
引くわー。
「渚もうやめたげて
殺せんせーすでに瀕死だから
Aちゃんも顔」
『いやぁ、つい』
まぁ殺せんせーも充分ヤバイけど⋯渚君も相当だな。
人の机はさすがに覗かないであげて⋯。
「片岡さん、多川心菜という方からメールです」
「⋯あー⋯友達⋯悪いんだけど読んでくれる律？」
すると律は頭の悪そうな文章をこれまた頭の悪そうに話し始めた。
「はい
めぐめぐげんきぃ〜、じつゎまたべんきょう教えて欲しいんだ〜、とりま駅前のファミレスしゅ〜ご〜、いぇー
以上です
知能指数がやや劣る方と推察されます」
「こらこら」
「⋯分かった
すぐ行くって返しといて」
「承知しました」
「じゃあ3人ともちょっと用事ができちゃったから
A付き合ってくれてありがとね」
どうしたんだろう、メグちゃん。
なんか暗かったような⋯。
「どうしたんだろう急に」
「うん、友達と会う割には暗い顔だね」
『気になる
メグちゃんが気になる！』
「では少し様子を見に行きましょうか
しっかり者の彼女なだけに心配ですね
皆から頼られている人は⋯自分の苦しみは1人で抱えてしまいがちです」
そして私達4人はメグちゃんの跡をついて行くことにした。
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年1月30日 3時
