3.質問の時間 ページ5
「さぁさぁ落ち着いたところでAさんの質問の時間にしましょう。
初めての殺し屋ではない普通の編入生です。
元A組な訳ですし皆さん、聞きたいことが山ほどあると思います。」
『お手柔らかにお願いします。
答えられないこともあると思いますし。』
「それはもちろんです。
では皆さん、まず一通りAさんに自己紹介してしまいましょう。」
「「はーい。」」
そして1人ずつ名前だけだが自己紹介をしてくれた。
まぁこのくらいなら覚えられるかな。
てかこのクラス先生と生徒に殺し屋がいるんだ。
英語のビッチ先生にこの大きいロボットが律さん。
あんまり関わらないようにしようかな。
そして私に対する質問が始まった。
「なぁ、どうしてE組に落ちたんだ？
元A組だから相当頭良いよな？」
たしかこのチャラそうなのは前原くん。
『この間の中間テストを欠席してしまったんです。』
「欠席ってどうして？
この学校のシステムなら即E組落ちって分かってただろう？」
この触覚2本の子は学級委員の磯貝くん。
『少し諸事情があって。
それ以上のことは私には話せません。』
「すみません。先生少し調べていたのですが成績は浅野くんと五英傑に続いていたようですね。
相当の実力があったのではないでしょうか。ヌルフフフフ。」
なんだこのタコ知ってたのか。
『そうですね。
それは否定できません。でもだからと言って私自身はそこまで実力があるとは思っていません。』
「そうですか。でも先生はこれからがとても楽しみです。」
『そうですか。期待に答えられるように頑張ります。』
私に言えることはこれしかない。
「ねぇ！それよりさ、なんて呼べばいいかな？」
この明るくて緑のツインテールの子は茅野さんだ。
『苗字でも名前でも。呼び捨てでも⋯とにかく好きに呼んでください。』
「じゃあAちゃんでいいかな？」
『はい！もちろんです！』
「てかさ来た時からずっと思ってたんだけど鞄と一緒に持ってきたそれ何だ？」
この坊主の子は岡島くんか。
『これはフルートです。少しフルートを習っていまして。』
「えぇ！すごいフルート吹けるんだ。」
この子は磯貝くんと一緒に学級委員をしてる片岡さんね。
『はい、少しですけどね。』
そんなこんなで他に色々なことを聞かれた。
フルートも結局少し吹いてと言われて吹いた。
なんだか少し疲れてしまったかも。
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年1月30日 3時
