E組にやってきたフルート奏者【赤羽業】 (ページ26)

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24.絆の時間ページ26

触手が真っ黒になっている堀部君。

ものすごい速さで触手が動いている。

相当キレている様子。

殺せんせーに勝てないからってただの逆ギレじゃん。

思考もどうやらおかしくなっているようだった。

目の色も変わっていた⋯。

「俺は強い

この触手で誰よりも強くなった⋯誰よりも」

堀部君は教室に飛び戻ると殺せんせーに襲いかかろうとした。

『もうどうしたらいいの⋯』

私がそう言った瞬間何かが堀部君の首元に飛んでき、そのまま気絶してしまった。

「すいませんね殺せんせー

どうもこの子は⋯まだ登校できる精神状態じゃなかったようだ」

どうやらシロが麻酔銃を打ったようだ。

「転校初日で何ですが、しばらく休学させてもらいます」

「待ちなさい！！

担任としてその生徒を放っておけません

1度E組に入ったからには卒業するまで面倒を見ます

それにシロさん、あなたにも聞きたい事が山ほどある」

「嫌だね帰るよ

力づくで止めてみるかい？」

シロに言われ殺せんせーはシロの肩を掴んだ。

すると殺せんせーの触手はなんと溶けてしまった。

「対先生繊維

君は私に触手1本触れられない

心配せずともまたすぐに復学させるよ殺せんせー

3月まで時間は無いからね

責任持って私が⋯家庭教師を務めた上でね」

シロはそう言い残すと山を降りて行った。