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案の定2人はトイレに行くために店を飛び出した。
そこからは近くの民家の木で待機してもらっていた磯貝くん、前原くん、岡野さんの出番。
「⋯お来た来た
ドンピシャリ」
「あいつらプライド高いからな〜
そこらの民家でトイレ借りる発送はねーんだよ」
「じゃあそのプライドを⋯
サクッと殺りますか」
木の真下を通った瞬間に3人がナイフで枝を切る。
もちろん2人に枝が落ちてきてすぶ濡れ。
「ま⋯
少しはスッキリしましたかねぇ
汚れた姿で大慌てでトイレに駆けこむ
彼等にはずいぶんな屈辱でしょう」
ここで私達の仕返しは幕を閉じた。
「⋯えーと、なんつーか
ありがとな
ここまで話を大きくしてくれて」
「どうですか前原くん？
まだ自分が⋯弱い者を平気でいじめる人間だと思いますか？」
「⋯いや⋯
今の皆を見たらそんな事できないや
一見おまえら強そうに見えないけどさ
皆どこかに頼れる武器を隠し持ってる
そこには俺が持ってない武器も沢山あって⋯」
「そういう事です
強い弱いはひと目見ただけじゃ計れない
それを
この先弱者を簡単にさげすむ事は無いでしょう」
「⋯うん
そう思うよ、殺せんせー
あ、やばっ
俺これから他校の女子とメシ食いに行かねーと
じゃあ皆ありがとな
また明日！！」
うわぁ、ここでそんな事言っちゃうんだ。
『流石たらしの前原くんです
全て台無しにしてくれたような感じがします
せっかく殺せんせーがいい事言ってくださったのに』
「まぁまぁAさん
きっと彼は分かってくれていると思いますよ」
その次の日烏間先生からカミナリが落ちた。
「ねぇAちゃん？
なんであんなに烏丸先生に怒られてたの？」
『え？
あぁ⋯楽しい事をした罰です』
「え？
何楽しい事って？」
『仕返しという名のイタズラです
少し派手にやらかしてしまいましたけど⋯』
「えー、何それ俺も参加したかったんだけどー」
『えっ
赤羽くんイタズラ好きなんですか？』
「うん、すごい好き」
『では次やる時は赤羽くんも誘いますね』
「うん
楽しみにしてるねー」
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年1月30日 3時
